〈特集:マルセイユ〉この夏オープンしたコスケール洞窟 へ! 2022-07-01 パリから行ける街 0特集記事 ゆぅゆぅと、マルセイユ。 マルセイユに着いた!と、さっそくこの夏初のパスティスで乾杯していると、バーの青年が「最近は、ノートル・ダム・ド・ラ・ガルド教会の丘で夕陽を見るのがマルセイユっ子たちに人気だよ」と教えてくれた。 日暮れ前に、この町の人々が親しみを込めて「La Bonne [...]
〈特集〉ディジョン|ガストロノミー体験。 2022-06-01 パリから行ける街 0特集記事 フランスの食文化がユネスコの世界無形文化遺産に登録されて11年。ブルゴーニュ地方の首府ディジョンに「Cité de la Gastronomie et du vin」がオープンした(以下、シテ)。ユネスコ登録後、国内4都市に食の文化施設を創設するという政府決定に沿って2018年 [...]
新しくなったアルベール・カーン博物館へ。 2022-05-02 展覧会 0特集記事 アルベール・カーン博物館で世界を旅する。 パリ西南の隣町ブローニュ・ビヤンクール市。アルベール・カーン博物館が、6年間の工事を経てついに再オープンした。銀行家カーンが50年近く住んだ邸宅の敷地で、彼自身も構想を練りながら庭師たちと造った庭が有名だ。イギリスの庭、フランスの庭、マ [...]
20分でわかる、2022年フランス大統領選挙。 2022-04-01 フランスの出来事 0特集記事 ロシアのウクライナ侵攻に話題をさらわれ、今回の大統領選挙は盛り上がりがいま一つ。マクロン大統領がテレビ討論会に参加しないと決めたため、メディアでの候補者の激突激論も少ない。燃料や農産物の値上がりによる購買力低下、エネルギー問題、国防・集団防衛などウクライナ戦争の影響を反映した争 [...]
保存版:フランス料理食材 単語豆辞典 2022-03-01 フランス料理用語 0特集記事連載コラムはじめてみよう!フランス料理 「今日は市日だと気がつくと、私は、買出袋を両手にぶら下げながら、うわずり気味になる」と、檀一雄は『美味放浪記』の中で書いている。買い物好きな著者が、パリでたまたま朝市を見つけたときの喜びというかあせりが伝わってくる。一人だけだから、買いすぎたら腐らしてしまう、と言いきかせながら [...]
世界屈指のアートギャラリーをパンタンに訪れる ー Thaddaeus Ropac。 2022-02-21 展覧会パリから行ける街 0特集記事 殺風景なパンタンの国道沿いに、2012年、展示面積2000平方メートルの巨大なアート空間が出現した。19世紀の金物製造工場を改装した、現代美術のギャラリー「タデウス・ロパック」だ。国際美術市場の調査やネットオークションを行うサイト「アートネット」から、世界の14メガギャラリーの [...]
モリエール 生誕四〇〇年。 2022-01-14 舞台・映画 0特集記事 400年前の1月15日、ジャン=バティスト・ポクランはパリのサントゥスタッシュ教会で洗礼を受けた。後にモリエールと名乗り、俳優・劇作家・演出家・劇団長としてフランス古典喜劇を確立した奇才の誕生である。18世紀以降、フランス語が「モリエールの言語」と呼ばれるようになるほど、この喜 [...]
ブリーヴ・ラ・ガイヤルド、おいしいもの探し。 2021-12-15 パリから行ける街 0特集記事 フランス南西部の町、ブリーヴ・ラ・ガイヤルドでは、毎年11月に書籍市が開かれる。フランスでも屈指の書籍市で、今年も、ゴンクール賞を受賞したばかりのモハメド・ムブガル・サールほか、著名な作家たちが特別に運行される列車に乗り込んでパリを出た。発車すると車内では、リキュールに始まり、 [...]
カルヴァドスの香りに誘われて。 2021-11-16 ワイン以外のお酒 0特集記事 ノルマンディー地方には、500品種以上のリンゴがあるという。その数だけでも驚きだが、そのうちシードル醸造用に認められている品種は230種。それらのリンゴは生食用のものとは違って片手で握りしめられるほど小粒ながら、締まった実には味と香りがぎっしり詰まっている。苦味、甘苦味、甘味、 [...]
〈特集〉ジョセフィン・ベイカー。 2021-10-15 パリから行ける街 0特集記事 1925年、シャンゼリゼ劇場がアメリカから黒人アーティストを呼び寄せて上演した「Revue Nègre」。粋なジャズとダンスのショーにパリジャンは熱狂した。とりわけ人々を夢中にさせ、瞬く間に大スターになったのは19歳のダンサー、ジョセフィン・ベイカーだった。 今年11月30日、 [...]