〈特集〉よみがえった老舗デパート。ラ・サマリテーヌ、16年ぶりに再オープン。 2021-07-02 パリから行ける街 0日曜営業特集記事 ガラスの天井から降り注ぐ光のなかにアール・ヌーヴォーの華麗な階段が姿を現した。淡いグレーの手すりには金色のマロニエの葉があしらわれている。パリの老舗デパート「ラ・サマリテーヌ」が16年の眠りから目を覚まし、営業を再開した。 正直、閉店前のラ・サマリテーヌは、他と比べて「イケてな [...]
オヴニー919号 読者プレゼントラ・サマリテーヌのオリジナル商品 2021-07-01 ショッピング 0日曜営業特集記事散策読者プレゼント ラ・サマリテーヌ1階にオープンした、「ルルのお店 Boutique de LouLou」。LouLouというのは、女性の名前マリ=ルイーズの愛称で、ラ・サマリテーヌの創業者、マリ=ルイーズ・ジェにちなんでいます。いうなればこのお店は、マリ=ルイーズをテーマにしたコンセプト・ショ [...]
〈特集〉新しくなったカルナヴァレ博物館へ。 2021-06-23 パリから行ける街 0特集記事 コロナ関連の規制緩和で、映画、コンサート、展覧会、スポーツイベント……と、堰(せき)を切ったように様々な活動が再開された。あれもこれも見たい。飲食店が閉まっていた頃、あんなに焦がれたテラスでの食事やアペリティフも忙しくてままならない。 そんな再オープンラッシュのなかお勧めしたい [...]
ノール=パ・ド・カレー地方|よみがえる産業遺産。 2021-05-14 パリから行ける街 0特集記事 パリから北に向かう電車に乗って1時間ほどすると、そこかしこに黒っぽい山が見えてくる。炭鉱から出た土や石を積んだ 「ボタ山 (terril テリ)」だ。不毛なものとばかり思っていたが、そうでもないらしい。炭鉱閉鎖後しばらくすると、コケが生え、虫やカエル、ウサギなどが生息するように [...]
〈特集〉みんな大好き、バゲット! 2021-04-30 食材 0特集記事 フランスを象徴するバゲット。宗教においては神聖なるものだし、copainもcompagnonも語源は「パンを分かちあう人」。為政者がパンを国民に行き渡らせることができなければ、革命だって起きる。一年前、初めてコンフィヌマン(外出禁止)となり、自由が奪われ、不安だった時に食べた焼 [...]
北フランスを走る、蒸気機関車。 2021-03-01 パリから行ける街 0特集記事 フランス北部、ソンム湾の岸辺を走る「ソンム湾鉄道」は、1970年代に廃線になったローカル線を数人の鉄道ファンが復活させようと始めたものだ。廃駅の周りや線路の草むしりから活動を始めた小さな協会は、少しずつ古い蒸気やディーゼルの機関車、客車貨車などを修理して「軌道」に乗せ、3つの海 [...]
フランスの美しい駅。 2021-02-01 パリで遊ぶパリから行ける街 0特集記事 フランスには3千ほど鉄道の駅があるという。多くの人が南の海へ、冬は雪山へと出発するパリのリヨン駅には、どこかバカンスの香りが漂っていて、曇っている日でもそこだけ明るいような気がする。昨今フランスの他の駅では見かけなくなった駅舎内のきちんとしたレストランも健在なリヨン駅は、パリ [...]
オービュッソン、宮崎駿を織る。 2021-01-16 パリから行ける街 0特集記事 フランス中部のクルーズ県で「オービュッソン、宮崎駿の空想世界を織る」プロジェクトが始まった。日本の宮崎駿監督のアニメーション映画4作品からそれぞれ名場面を選び、それらを大きなタピスリー作品に織り上げる計画で、オービュッソン国際タピスリーセンターとスタジオ・ジブリが正式に結んだ協 [...]
リヨンから足をのばして ー ボジョレのワイナリーへ。 2020-11-05 パリから行ける街 0特集記事 マコンからリヨンの北まで55kmにわたってボジョレのワイン街道が延びている。地図でサン・タムール・ベルヴュ、ジュリエナ、ブルイィ山、フルリー…と見ていると、これらの名が書かれたボトルの姿が頭に浮かんでしまう。ボジョレ好きにとって、これらの地名は [...]
リヨンから足をのばして ー 中世を封じ込めた最も美しい村、ペルージュ 2020-11-03 パリから行ける街 0特集記事 リヨンから北東35キロ、ペルージュは丘の上の城塞村。1988年に早くも「フランスの最も美しい村」に選ばれている。古くから軍事戦略上の拠点とみなされ、ドーフィネ公国とサヴォワ公国が支配権をめぐって対立。しかし、1468年のサヴォワの戦い以降は破壊を免れ、現在にいたるまで古い家屋や街 [...]