散策

南フランスの港町、セート 詩人ヴァレリーの墓地と美術館。

*『P・ヴァレリー美術館のオリジナル扇子プレゼント』* ポール・ヴァレリー(1871-1945)は南仏セート生まれの詩人。アカデミー・フランセーズ会員に選ばれ国葬もされた偉人だが、パンテオンに入らず亡骸は故郷に戻った。生前、彼が「海辺の墓地(Cimeti=シャルル墓地」という名だったが、ヴァレリー人気にあやかり、彼の死の半月後にちゃっかり墓地の正式名称とされた。ル・モンド紙は「最も詩的で、遠くから訪れる価値のある墓地」と紹介したが、異論は少ないだろう。...

MO.CO. モンペリエの現代アートの夏。

コレクション館。 ©Salem Mostefaoui pour PCA-STREAM 6月29日、モンペリエに現代美術館「コレクション館」がオープンした。コレクターや財団の所蔵品などで特別展を行う美術館だ。第一回目は岡山の石川文化振興財団の所蔵品から44点を選んだ 「石川コレクション」展。コミッショナーは、ジャ...

モードの革命児・ディオールの感性を育んだ、ノルマンディーの家。

「子どもの時に住んだ家は、やさしいピンクでグレーの小石が混ざった漆喰だった。その二色こそがクチュールにあっても私の大好きな色なのです」とクリスチャン・ディオール自身が書いている。この家で過ごした時間は、彼の美的感覚を育んだ。 Musée Christian Dior - Granville パリから真西に340k...

エドモン・ロスタンの家 バスクの丘にそびえる夢の劇場。

ロスタンが精魂込めて作り上げたこの館は、現在フランスの文化省から 「歴史的建造物」に指定されている。 Villa Arnaga - Musée Edmond Rostand 世界的に有名な戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』の作者であるエドモン・ロスタンは、若くして肺の病気に苦しめられていた。そんな彼が療養のために...

ディジョンの老舗パン・デピス屋を訪ねて。

ディジョン市内には店が3軒ある。こちらは木造りの装飾が美しいボスエ通りの本店。15世紀の貴族の館。 La Fabrique de Pain d'épices Mulot & Petitjean マスタードやカシスで有名な美食の街ディジョンには、もう一つの名産品がある。蜂蜜と香辛料入りのお菓子、パン...

シュヴァルの理想宮 具現化された夢想家の頭の中

見る度に新しい発見があるという「シュヴァルの理想宮」。33年かけ一人の郵便配達人の男が作り上げた。毎年6、7月には理想宮の前でコンサートが開かれる。夏は観光客でごった返すため、ゆっくり見られるシーズンオフもお勧めだ。 フランス南東部ドローム県に建つ「シュヴァルの理想宮」。郵便配達人のフェルディナン・シュヴァルが...

オービュッソン・国際タピスリー・センター

2016年にオープンした、国際タピスリー・センター。© Tourisme Aubusson Felletin フランスのおヘソの位置にあるクルーズ県オービュッソン。タピスリーで名高いこの町は交通の便が悪く、列車の後はバスや車を乗り継いで行くことになる。だが到着すれば、緑豊かで中世の趣を残す街並みに感慨もひとしお...

新・ロデーヴ博物館:太古の時代とポール・ダルデの彫刻。

ロデーヴ博物館入口に鎮座する 「フォーヌ/Faune」。ポール・ダルデの代表作だ。 © Musée de Lodève サラグー湖。©S.Pirkin ロデーヴは、南仏エロー県の山の中にある美しい町だ。モンペリエから北西に45キロ、赤茶けた粘土質の土が層になっているのを見ながら進むと、赤い奇岩に囲まれた...

Musée de la Romanité ニーム市にオープン、ロマニテ博物館。

ロマニテ博物館の外観。右にニームの有名な円形闘技場。®Nicolas Borel 6月2日、ニーム市の中心に「ロマニテ博物館」がオープンした。ニームには、約2千年前に建立された神殿や、水道橋ポン・デュ・ガールなどの古代ローマ遺跡が多く、〈フランスの小さなローマ〉とも呼ばれる。それらの遺跡が造られた時代よりさらに...
 

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