プロヴァンスのノエルがパリの百貨店にやってきた。

2022-11-11

BHVの今年のクリスマスのテーマは《プロヴァンス》。

　 BHVの今年のクリスマスのテーマは「Noël en Provence プロヴァンスのクリスマス」。ウィンドーではプロヴァンスに古くから伝わるおとぎ話「黄金の山羊」や「カッコウとセミ」から、山羊が草を食んでいたり、カッコウやセミが飛んでいます。アニスの花もゴールドに色付けられ、華やかなクリスマスのウィンドーが動き出しました。

　プロヴァンスのクリスマスシーズンは12月4日「Sainte Barbe 聖バルブの日」に始まります。聖バルブは消防士や炭鉱夫の守護聖人でもありますが、プロヴァンスでは、この日に麦を撒く伝統があります。今は家庭内で小鉢にコットンを入れて水に浸し、そこに麦を「蒔く」のですが翌日には芽が出るので、それをクリスマスまで育て、26日からクレッシュ（降誕場面を人形で再現したもの）の脇に飾ります。この伝統にならって、BHVでは12月4日、来店者に麦の粒がプレゼントされるそうです。

　BHV一階（RdC) にはプロヴァンスのクリスマス・コーナーも設置。泉やオリーヴの木がある南仏の街角が再現され、そこにテーブルに並ぶお菓子（カリソン、マロン・グラッセ、フルーツゼリーなど、やはりプロヴァンス伝統の「13のデザート」にちなんだもの）、オリーブオイル、プロヴァンスの香草や花を使ったキャンドル、ボディケア用品（もちろんマルセイユの石鹸も）なども。