Festival d’Aix-en-Provence(7/4-28)
“Idomeneo, rè di Creta ossia Ilia e Idamante”
毎夏開催されるオペラをメインに開催されるフェスティバル「エクサン・プロヴァンス音楽祭」。今年は、アヴィニョン演劇祭やパリのケ・ブランリー美術館での公演など、フランスと運命の糸で結ばれているかのようなSPAC(静岡舞台芸術センター)の芸術総監督・宮城聰(みやぎ・さとし)氏が参加。モーツァルト作曲『クレタの王イドメネオ、またはイリアとイダマンテ Idomeneo, rè di Creta ossia Ilia e Idamante』を演出する。宮城氏にとっては欧州で初めてのオペラ演出となる。
ラファエル・ピションがピグマリオン楽団を指揮。歌は、イドメネオ役に広い声域のマイケル・スパイアーズ、イドメネオの娘イリア役に人気絶頂のソプラノ歌手サビーヌ・ドゥヴィエルら豪華な顔ぶれ。
クレタの王イドメネオは航海中、嵐に遭い、海の神ネプチューンに自分の命の代償として生贄を捧げることを約束するが、自分の息子イダマンテを捧げる羽目になり、神との約束を破って息子を国外に逃がす。怒ったネプチューンは国に災いをもたらし、息子イダマンテは平和をもたらすために生贄になることを受け入れる。イドメネオが彼を殺そうとすると、イドメネオを愛するイリアが自分の命を捧げたいと請願する。愛の力によって平和が訪れる…というのが大まかな話。
宮城氏は、このストーリーを第二次世界大戦終結時に設定し、日本の支配層とGHQ像に重ねて演出するというから、注目だ。
予約はこちらのページから:
音楽監督:ラファエル・ピション
演出:宮城聰
美術:木津潤平/衣裳:高橋佳代/照明:吉本有輝子/振付:北村明子
合唱:ピグマリオン、リヨンオペラ座合唱団/管弦楽:ピグマリオン
公演日:7月6日(水)・ 8日(金)・11日(月)・13日(水)・15日(金)・19日(火)・22日(金)
料金 : 31€、59€、90€、130€、165€、206€、297€
開演:21:30
会場:アルシュヴェシェ劇場 (旧大司教館の中庭)
上演言語:イタリア語(フランス語および英語字幕)
作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
台本:ジャンバッティスタ・ヴァレスコ
ケ・ブランリー開館10周年記念公演『イナバとナバホの白兎』公演前の宮城聡氏インタビューhttps://ovninavi.com/lievreinaba/
FESTIVAL D'AIX-EN-PROVENCE
Adresse : Palais de l'Ancien Archevêché, Aix-en-Provence , FranceTEL : Tél. : 08 20 922 923 (12 cts € / min.) 外国から : +33 (0)4 34 08 02 17
URL : https://festival-aix.com/fr