Ferme du Parc Kellermann
メトロで行ける!パリの農場。

ミニヤギは乳用ヤギの約1/2の大きさ。飼育もしやすく、都会にぴったり。

 パリの農場といえばヴァンセンヌの森の南方に広がるFerme de Paris。とはいえ、住所こそ12区ではあるものの、郊外のRER最寄駅から徒歩約30分の道のりだ。

 そこで、「もっと身近に、都会の子どもと大人が、農業や環境問題に関心を寄せられる場所を」と、昨年末に誕生したのが、13区最大のParc Kellermann内の「教育農場」。正真正銘のパリ市内、2300㎡の敷地でどんな家畜が暮らしているの? 見学ツアーに参加してみました。

 まず出迎えてくれたのは、なかよく隣り合って生活している、鶏、七面鳥、ウサギたち。囲いの内側へ入り、それぞれの習性にあわせて異なる小屋の中まで、じっくり拝見。あいにく七面鳥はご機嫌ナナメで近寄れなかったものの、ウサギに干し草をやり、鶏のやわらかい羽と生みたての卵に触れて、都会っ子たちも大興奮だ。

 農場のもう半分は、急傾斜の放牧地。ミニヤギとして知られるchèvre naineが軽やかに丘を駆け上がり、同じく小型でブルターニュ原産のヒツジbrebis d’Ouessantが、草を食べながらのんびり歩いている。その向こう側には、日光浴や散歩に興じるパリジャンの姿。なんとも新鮮、かつ、平和な光景だ。

 「人間と動物の触れ合いはもちろん、都会ならではの共生が目的」と、農場のスタッフ。家畜たちのおかげで、公園から雑草や害虫が自然に取り除かれ、フンは堆肥や肥料となる。さらに、生ゴミの処理にも大きく貢献。例えば鶏は、野菜や果物の皮など調理くずが大好物で、年間で1羽あたり約150kg、農場の5羽でなんと約750kgを消費するのだとか!

 今年中に15区、来年には18区にも、新しい農場がオープン予定。(裕)

予約必須。こちらからどうぞ。

 

家畜たちの食、生殖、役割など、わかりやすく解説。

1羽あたり年間150~250個の卵を産む鶏たち。

 


Visite découverte de la Ferme Pédagogique Kellermann

Adresse : 19 rue de la Poterne-des-Peupliers, 75013 Paris
月1回、日曜日 14h30~、 16h00~ (各45分間) 次の見学ツアーは6月10日予定 無料 下記サイトより事前予約必須quefaire.paris.fr 水:15h~17h 土:14h30~17hにも一般公開中