⚫︎ EVリース開始
低収入世帯(年収が15.400未満)向けの、月50〜150ユーロの電気自動車リースがスタート。リース期間は3年間で、更新可能。車種により月額が違う。2024年は2万台が見込まれている。
mon-leasing-electrique.gouv.fr.voitures
⚫︎ガソリン手当(indemnité carburant)
今までの「ガソリン小切手 chèque carburant」 が、100ユーロの「ガソリン手当て indemnité carburant」に。自動的ではなく、収入とガソリンの値段(1ℓ=2ユーロ程度)振り込まれる。
⚫︎ 運転免許証(B)が17歳から
今までは、運転免許証の取得は18歳以上だったが、17歳から可能に。
⚫︎ CPFで教習が受けられるように
バイク、自動車などの教習を、職業訓練個人口座(Compte personnel de formation = CPF) を使って受けられるように。
⚫︎ 5 km/h未満のスピード違反なら、運転免許の減点なし
5 km/h未満のスピード違反なら、罰金のみで免許の減点がなくなる。今までは68〜135ユーロの罰金に加え、1ポイントが引かれてきた。5 km/h〜20 km/hの違反は今まで通り、1点引かれる。
⚫︎ カルト・グリーズ(Carte grise = 車輌 ID)値上げ
イル・ド・フランス、サントル・ヴァル・ド・ロワール、ノルマンディー、オ・ド・フランスの4つの地域圏ではカルト・グリーズが値上がり。ノルマンディーはもっとも上昇率が高く+31.43%で、46ユーロに。地域圏ごとに値段がわかる地図はこちら→ https://www.francebleu.fr/infos/transports/carte-le-prix-de-la-carte-grise-va-augmenter-dans-plusieurs-regions-en-2024-2736938
⚫︎ Navigo値上げ
イルドフランス地域圏の+2.30€値上げで、86.40€/月に。
チケットも一枚で買うと、2.10€だったのが、2.15€になる。
そのほかも料金が上がる。
⚫︎チケ・レストランのカードで食料品の買物
2024年12月31日まで、チケ・レストランのカードで、1日25ユーロまでの食料品の買物ができる。この措置は、2023年12月31日までの予定だったが1年間延長に。
⚫︎タバコ値上げ
2023年5月に続く値上げ。一箱につきほぼ1ユーロ。フランスでもっとも売れているマルボロ赤は、1箱12.5€に。巻きタバコ、葉巻、加熱式たばこも同様に値上がり。
⚫︎ 郵便料金値上げ
20グラムまでの手紙、葉書は1.16€から1.29€に。21グラム〜100グラムの手紙や葉書は、2.32€から2.58€に。
⚫︎コンポスト義務に
市町村は、生ゴミをコンポストにするための手段を住民に提示しないといけない。生ゴミの共同の捨て場を設けるか、生ゴミのみの収集を行うことが義務付けられる。(例えば、今までは黄色いフタのゴミ箱と緑色のフタのゴミ箱ふたつがあったが、これに加えてもうひとつ生ゴミ用のゴミ箱が置かれ、回収日が設けられるようになる。)とはいえ、これらの措置を始めるにあたって準備のできていない市町村がかなり多いとのこと。
⚫︎ 年金増える
インフレ率に準じ、5.3パーセント増。
年金額の平均800ユーロ/月だと、42.40€増えることになる。
⚫︎ 修理ボーナス拡大
2023年10月、電気製品の買替えよりも修理を促すためにスタートした「修理ボーナス」。支給の対象製品が49品目から73品目に。同ボーナスは家電、パソコンなどの修理費に10~45€の補助金を支給するもの。例えばスマホ画面修理には25€の補助金。認定修理業者も4300業者から倍になる。掃除機、洗濯機、食洗機、テレビなど5品目では倍。修理可能認定商品には10〜40€の値引き措置も。
⚫︎ タバコ屋で猟銃用の銃弾販売可能に
タバコ屋は販売免許を取得すれば、狩猟のための銃弾を販売できるように。
⚫︎ 奨学金は自動振り込みに
中高生が奨学金を受給するために、今までは申請手続きが必要だったが、2024年からは自動に。