辛い子供時代を映画で乗り切る。 2012-05-02 舞台・映画 0 2004年、自分の生い立ちを赤裸々につづった『ターネーション』という映画で話題をさらったアメリカのジョナサン・カウェット監督。その映画は彼が8歳の頃から8ミリで撮りためていた映像を編集したもので、ガス・ヴァン・サントやジョン・キャメロン・ミッチェルといった先輩監督に見込まれて完 [...]
1911年創業の映画館。 2012-04-03 舞台・映画 0パリ13区映画 映画ビジネス界からは一線を引くインディペンデントや短編映画やフェスティバルなど、大衆を狙わずも頑固なセレクションがアニーさんのお気に入り。数回の閉鎖危機を乗り越えたのは熱烈ファンのおかげ。レトロなホールも素敵。 www.lesecransdeparis.fr/no [...]
デルピーは立派な監督に成長。 “2 days in New York” 2012-04-02 舞台・映画 0 ジュリー・デルピー監督の新作『2 days in New York』は、同監督2007年の『パリ、恋人たちの2日間 2 days in Paris』へのお返し編。前作はNYに住むパリ娘(デルピー)と恋人のニューヨーカーが彼女の実家を訪れて、彼がカルチャーショックに見 [...]
「右派弾圧に正面きって取り組んだ初の映画でしょう」 2012-03-31 舞台・映画 0 ●ワン・ビン監督インタビュー まずはパリで、中国の鬼才ワン・ビン監督の2作品が鑑賞できる喜びをかみしめたい。辺地へ強制労働にかり出された男たちの極限生活を描く『Le Fossé(無言歌)』と、右派分子の嫌疑をかけられ迫害を受けた女性の独り語り『Fengming, [...]
【演劇】完成度の高い舞台 2012-03-29 舞台・映画 0 貴族の称号を持つことにあこがれる成金商人ジョルダン氏は、舞踏や音楽、哲学や剣術などを習い、貴族らしさを身につけるのに必死である。おまけに「親友」だとおだてられて本物の貴族のドラント氏にたくさんのお金を都合し、知らないうちにドラント氏の恋の片棒まで担いでしまう。そして自分の年頃 [...]
長編アニメ部門でオスカー候補 2012-03-17 舞台・映画 0こども向け 先の米アカデミーでは、映画『アーティスト』が大旋風を巻き起こしたが、その影で受賞こそ逃したものの、長編アニメ部門でオスカー候補だったのが本作。『Mia et le Migou』などで評判高いリヨンのアニメ製作会社が放った話題作。アラン・ガニョルとジャン=ルー・フェ [...]
「人間は矛盾に満ち、しかも原発の実態を知らない人が多い」 2012-03-03 舞台・映画 0 ●映画『ミツバチの羽音と地球の回転』の鎌仲ひとみ監督インタビュー。 原発建設をき然とはねつける山口県祝島、持続可能な生活を実現させるスウェーデンの小さな村…。原発なき未来は夢物語ではないと静かに説く『ミツバチの羽音と地球の回転』が、この度、海を越え、原発大国フランス [...]
【映画】えも言われぬおかしさ切なさ。 2012-03-02 舞台・映画 0 今月は「めっけもの」59分の短編『Un monde sans femmes 女気なしの世界』を紹介します。なんといってもエリック・ロメールやジャック・ロジエの映画が大好きな人には絶対おすすめ! あのえも言われぬおかしさと切なさがよみがります。 舞台は夏の終わりの海 [...]
音楽と映画を融合させている。 2012-01-31 舞台・映画 0 ストラヴィンスキーのカンタータ『Noces 結婚 』を上演する過程がつづられる同名映画、と書くと味気ないが、これがすごい掘り出し物。 レマン湖の夢のように美しい風景の中で再会する女優(ドミニク・レイモン)とオーケストラ指揮者(ミレラ・グラルデリ)、その様子をカメラ [...]
パリに接するサンドニ市で「革命」をテーマにした映画祭。 2012-01-30 舞台・映画 0 第12回サンドニ市映画祭〈Est-ce ainsi que les hommes vivent?〉 2月最初の一週間、映画好きなら通いつめたい映画祭〈Est-ce ainsi..?〉がサンドニ市で開催。「アラブの春」から1年、今年のテーマは「Révolutions [...]