Miranda – Opéra シェイクスピアの女主人公、現代に現る。 2017-09-18 舞台・映画 0 9月25日(月)〜10月5日(木) 英国の演出家ケイティ・ミッチェルはシェイクスピアの父権社会と女性の扱い方に疑問を抱き、『嵐』のなかで父プロスペロの思惑によりナポリの王子と結婚させられた娘ミランダを、現代のフィルターを通して描き直し、ピグマリオン楽団演奏のパーセルの音楽でオペラ [...]
シンプルな物語から、内省的な人間ドラマを映像に刻印。 2017-09-18 舞台・映画 0 『 Faute d'amour 』 03年、『 父、帰る / Le Retour 』でヴェネチア国際映画祭で金獅子賞と新人監督賞を獲得し、彗星のように世界の映画シーンにデビュー。つづく 『ヴェラの祈り / Le Bannissement』(07)でカンヌ男優賞(妻の不貞に揺ら [...]
かたくなな心溶かす無垢な魂。『 夜明け告げるルーのうた』 2017-09-07 舞台・映画 0 『Lou et l’île aux sirènes - 夜明け告げるルーのうた』 世の中には「好き」とか「愛してる」なんて言葉を、事もなげに言える人もいるらしい。でも大事な人に愛の言葉を伝えるのは、なんて難しいことだろう。そんなことを思ったことのある人にぜひ見てほし [...]
広島を舞台にした、ペリオ監督初の長編フィクション。 2017-08-14 舞台・映画 0 『Lumières d’été なつのひかり』 在仏20年のアキヒロ(大木ひろと)は広島に一時帰国している。フランスのテレビ用に、原爆投下70周年に関するドキュメンタリー番組を撮影中なのだ。目の前に座る年配の女性は、14歳だった当時の被曝体験を語りだ [...]
『ÉTÉ 93』『ポネット』に連なる新しい児童映画の秀作。 2017-08-07 舞台・映画 0 荷物がまとめられたバルセロナのアパート。6歳の少女フリーダは、促されるまま家を出た。走り出す車を追いかける友だちを、冷めた目で眺める。行く先は森に囲まれたカタルーニャの家。養子として引き取られるのだ。 カメラは子供目線で、新生活を始める少女に寄り添う。時は1993年。まだエイ [...]
〈ディニテ〉ある女性の魅力に、感情移入。 2017-07-19 舞台・映画 0 『Une femme fantastique/素晴らしい女性』は、主人公マリナにものすごく感情移入しながら観た。マリナは30代半ば(?)、昼間はレストランでウェイトレス、夜はクラブで歌っている。映画は初老の男性オルランドの日常描写から始まる。彼はマリナの愛人で二人は同棲中。この日 [...]
『Visages Villages』年の差アーティスト、互いを知る旅。 2017-07-05 舞台・映画 0 ヌーヴェル・ヴァーグの生き伝説アニエス・ヴァルダと、現代アート界の寵児JR。88歳と33歳のふたりは2015年に出会い意気投合。フォトマトン(証明写真機)付き特製トラックに乗り込み旅に出る。「人々を撮影し巨大ポスターにして壁面に貼る」というJRのライフワークであるパフォーマンスで [...]
映画力と音楽力が昇華する 2017-06-17 舞台・映画 0 今回紹介する6月21日公開の『Songs for Madagascar』は、とても小規模な映画なので公開もとても小規模(パリで1館とか)と予測されます。なので注意してないと見逃します。でも、とっても豊かな映画なので、ぜひ追っかけて観てくださいね。 [...]
『L’amant double』謎を乱反射させ、観客を錯乱に誘う 2017-06-01 舞台・映画 0 カンヌ映画祭のコンペ部門に入った4本のフランス映画のうちの一本。この20年で長編17本目となる多作の人、フランソワ・オゾン監督最新作だ。クラシカルな反戦ドラマの前作『Frantz』から一転、今回はデ・パルマやヒッチコック、クローネンバーグの影響も感じさせるエロティック・心理スリラ [...]
苦難を生きた人の心を幸福感に包む、パレスチナ少年の声。 2017-05-19 舞台・映画 0 『Le Chanteur de Gaza / 歌声にのった少年』 2005年パレスチナ、ガザの街を駈け抜ける子ども達。ボーイッシュな少女ヌールと弟のムハンマドはいつも一緒、大の仲良し姉弟だ。そこにオマールとアマドを加えた4人は、サッカーに興ずるかたわら、ガラクタ楽器を奏でながらバ [...]