世界的映画スター、アラン・ドロンさん(88)きょう葬儀。 2024-08-24 パリで遊ぶ舞台・映画 0 『太陽がいっぱい』(1960年)などの映画作品で世界的に知られる仏俳優アラン・ドロンさんが8月18日、ロワレ県ドゥシー市の自宅で子ども3人に看取られて死去した。享年88歳。映画界はもとより、政界からもその死を悼む声があがった。きょう24日、自宅の礼拝堂で家族・近親者のみ50人余り [...]
『サミュエル』10歳少年版、”親愛なる日記”。 2024-08-12 舞台・映画 0 アニメシリーズ『Samuel』は見ましたか?今年3月にネット上で配信されるや人気沸騰。WebサイトとSNSを含めた動画再生の総計は、3ヶ月で3600万回を超えた。リアルな3Dアニメと対極を成すヘタウマ落書き風の絵が、フランス人の心をがっちりつかんだ。 「僕はサミュエル。10歳 [...]
【シネマ】「前世に私は日本人だった可能性があります。」『Here』バス・ドゥヴォス監督インタビュー 2024-07-17 パリで遊ぶ舞台・映画 0 “Here” de Bas Devos 多様なルーツを持つ人々が交差する街ブリュッセル。移民労者者のルーマニア人シュテファンは、もうすぐ一時帰国をする予定だ。出発前には食べきれずに残った冷蔵庫の野菜を、スープにして友人らに配り歩く。そんな折、苔の研究をす [...]
【シネマ】『ナポレオン』97年ぶりに蘇る先駆的な映像表現。 2024-07-03 パリで遊ぶ舞台・映画 0 Napoléon vu par Abel Gance かつてこれほどの手間と時間、お金をかけ修復された映画はあっただろうか。今年のカンヌ映画祭クラシック部門で上映された、サイレント期の巨匠アベル・ガンスの超大作『ナポレオン』(1927)のことである。400万ユーロ(約6億850 [...]
公開から70年。『七人の侍』4K新インテグラル版がフランス劇場公開。 2024-07-02 パリで遊ぶ舞台・映画 0 名作のデジタル修復の朗報が続く。黒澤明監督の代表作という枠を超え、今や映画史の不朽の名作として名高い『七人の侍』も今年、公開70年を記念して新たに修復された「4K新インテグラル版」が劇場公開となる。すでに存在していた4K版に、さらに1954年4月の初公開当時の状態を目指し、最新 [...]
相米監督『台風クラブ』(1985)、4Kレストア版でフランスにカムバック! 2024-07-01 パリで遊ぶ舞台・映画フランスの文化 0 1980年から2000年の間に、相米慎二監督は13本の長編映画を残した。本人は2001年に亡くなったため、活動時期はこの間20年ほど。だが、その作品群は今も強烈な輝きを放つ。黒沢清や濱口竜介監督ら現在のトップ監督も相米作品の魅力に言及し続けるなど、後世への影響は大きい。 『台 [...]
ゴダール風に語る “これがカラックス”な映画 『C’est pas moi』。 2024-06-11 パリで遊ぶ舞台・映画 0 先のカンヌ映画祭で絶賛されたレオス・カラックス監督の新作。ベテラン監督の作品が数多く紹介されるカンヌ・プレミア部門での上映だ。「寡作なカラックスにしては新作の完成が早いな」と思った人もいるのでは。だが今回は中編、かつ製作の経緯も内容も異色の作品である。 発端は美術館からの依頼 [...]
2024年 カンヌ映画祭だより⑤ 米インディペンデント界の異才ショーン・ベイカーに最高賞。 2024-05-26 パリで遊ぶ舞台・映画 0カンヌ映画祭 #MeToo運動やスト、戦争などの火種を抱え、当初は「途中で開催中止になった1968年に似てる」と言う人も現れた第77回カンヌ映画祭。しかし、作品が上映中止に追い込まれたり、誰かの言葉が政治問題に発展することはなく、5月25日に無事に閉幕しました。 最高賞のパルムドールは『フ [...]
2024年 カンヌ映画祭だより④ 高級ブランドをめぐるこぼれ話など 2024-05-25 パリで遊ぶ舞台・映画 0カンヌ映画祭 目下、フランスで爆発的に売れているコメディ映画があります。人気コメディアンのArtusが自作自演した『Un p’tit truc en plus ちょっとした追加ごと』で、公開3週目にして340万人を突破しました。『猿の惑星/キングダム』を抑え、今も首位を独走中です [...]
2024年 カンヌ映画祭だより③ スタジオジブリに名誉パルムドール。 2024-05-21 パリで遊ぶ舞台・映画 0カンヌ映画祭 団体には初、アジアでも初の名誉パルム。 映画祭も折り返し地点に入る頃、スタジオジブリ関連のイベントが続きました。映画界の発展に寄与した人に贈られる「名誉パルムドール」をジブリが受賞したのです。同賞は1997年にスタート。5年位前まではフランスの映画人を選ぶことが多かったのですが [...]