【展覧会】トーマス・デマンド 「歴史の不器用な模索」 2023-03-26 展覧会 0 『Thomas Demand Le bégaiement de l’histoire 』 建物入口から会場にたどり着くまでの壁に、満開の桜の写真の壁紙がある。ところがよく見ると、花芯にはめしべもおしべもなく、どこかヘンだ。ドイツの現代美術家、トーマス・デマンド(1964−)の展 [...]
ル・コルビュジエ「サヴォア邸」でもVR。 2023-03-05 展覧会 0 ARCHI VR à la Villa Savoye ル・コルビュジエと、彼のいとこピエール・ジャンヌレが設計し、20世紀建築の傑作と評価される 「サヴォア邸」でもVRが始まった。フランス文化財センターの建築VRシリーズ第一弾となる。 サヴォア邸の設計をル・コルビュジエに依頼 [...]
4万5千年前のアートからコンテンポラリーまで。人類博物館の「Arts et Préhistoire」展。 2023-02-18 展覧会 0パリ16区 人類博物館が、先史時代の絵・彫刻・オブジェを世界的規模で俯瞰 (ふかん)し、現代のアーティストへの影響に言及した展覧会を開催している。 先史時代の洞窟壁画の発見は19世紀に始まった。1879年に2万〜1万1千年前のアルタミラ洞窟壁画が、1940年に2万〜1万8千年前のラスコーの [...]
ヴィクトル・ユゴーの家で、ユゴーの挿絵も手がけた、ルイ・ブランジェ作品展。 2023-02-17 展覧会パリで遊ぶ 0 Louis Boulanger – Peintre rêveur 「ルイ・ブランジェ、夢見る画家」 ルイ・ブランジェ(1806-67)は、ヴィクトル・ユゴーと親しく交わり、ロマン主義の中心にいた人だった。ユゴー記念館で開催される本展は、彼と仲間たちの作品180点を展 [...]
展覧会:ルイ15世の情熱。ラスト4日間は夜間見学も。 2023-02-06 展覧会 0 2月15日 (水)〜19日(日) Louis XV – Passion d’un Roi ルイ15世戴冠300周年を記念してヴェエルサイユで開催中の「ルイ15世 国王の情熱」展も、もう終了間近。最後の5日間は夜間もオープン(17h30-22h)して、まだ [...]
グルノーブル美術館「自然について De la Nature」 2023-01-13 展覧会パリで遊ぶ 0 人々が環境問題に敏感になり、生物多様性という言葉が一般にも浸透するようになって、美術界でも自然を扱うアーティストが増えてきた。その中でも、グルノーブル美術館の「自然」展は出色の展覧会である。4人のグループ展だが、それぞれが超一級のアーティストなのだ。各自の個性が際立った見応えの [...]
ルーヴル美術館 「もの ー 静物の歴史」展とは。 2023-01-03 展覧会 0 Les Choses – Une histoire de la nature morte オーソドックスな展示で見せることが多いルーヴルの特別展の中で、これほど破天荒で野心的な展覧会は珍しい。 動いていない物を描く「静物画」のジャンルは、かつて、歴史画を最高とする西洋絵画のヒ [...]
森をぬけて、ローザ・ボヌールの アトリエへ。 2023-01-02 展覧会パリで遊ぶパリから行ける街 0特集記事 Château-atelier de Rosa Bonheur ローザ・ボヌール(幸せのバラ、本名マリー=ロザリー・ボヌール)という麗しい名の女性は19世紀、最も名を馳せた画家の一人だ。 官展サロン・ド・パリへの出品作が20代で注目された彼女は、英米など海外でも人気を博し、テオ [...]
ポンピドゥ・センターで、アリス・ニール絵画展「活動家のまなざし」 2022-12-28 展覧会パリで遊ぶ 0 Alice Neel – Un regard engagé 人種差別、貧困、男女差別、植民地主義などと闘うアーティストは多いが、だからと言って彼ら、彼女らの作品が素晴らしいかどうかは、別の問題だ。創造者の政治的・社会的信条が、その人の作品評価に及ぼす影響には注意する [...]
ロンドンV&Aミュージアムの「KIMONO展」、パリ・ケブランリー美術館で。 2022-12-15 展覧会イベント情報 0パリ7区 ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館が所蔵する着物、装飾品、浮世絵など200点を展示し、江戸時代から現代に至る着物の変遷をたどる展覧会。江戸時代の小袖から、花魁の着物、和洋折衷の輸出用着物、アレクサンダー・マックイーン、ジョン・ガリアーノら外国人デザイナーが着物からインスピ [...]