Kali 2019-12-03 コンサート 0パリ10区 マルチニーク島のミュージシャン、カリについて、90年代の初めにこんなことを書いた。「砂糖キビ畑で疲れた体を休めているときに、ふと口ずさみたくなるメロディーの懐かしさと安らぎを持っている。軽妙なカリのバンジョー(…)あっちの畑では誰かが太鼓をたたいている。ビギンやマズルカのリズムに [...]
ヨーロッパを代表するコントラバス奏者デル=フラの音色を楽しむ。 2019-11-30 コンサート 0パリ1区 Riccardo Del Fra “Moving People” 12月6日(金)、7日(土) 長い間チェット・ベイカーのバックで演奏していたリカルド・デル・フラは、ヨーロッパを代表するコントラバス奏者。そのメロディーラインの美しさにはいつもほれぼれ。今回 [...]
ニーナ・シモンの人生を、歌と演技で。 2019-11-28 コンサート 0日曜営業パリ18区 Portrait de Ludmilla en Nina Simone 12月13日(金)〜21日(土) 日本にはニーナ・シモンのファンが多い。低音でソウルに満ちた声で歌われる『I put a spell on you』はいつまでもぼくらの耳に響いている。黒人公民権運動にも積極的 [...]
現代を代表するヴィオラ奏者 Tabea Zimmermann 2019-11-26 コンサート 0パリ8区 ヴィオラは、弦楽四重奏団にあってもヴァイオリンとチェロにはさまれて目立たない楽器。だが、ジェラール・コセやキム・カシュカシャンがバッハの無伴奏チェロ組曲をヴィオラで弾いたアルバムのおかげもあってか、その落ち着いた音色にファンが増えている。カシュカシャンと並んで、現代を代表するヴィ [...]
グルノーブル生まれのバンド Sinsemilia 2019-11-20 コンサート 0パリ18区 11月23日(土) シンセミリアはグルノーブルで誕生した30年近いキャリアを持つバンド。名前から想像できるようにスカやレゲエの影響が強いがラスタ色は薄く、陽気なダンス音楽に徹してフェスティバルに引っ張りだこ。新アルバム『A l’échelle d’une vie』の曲が中心の公演 [...]
力強くファンキーなサウンド Dirty Dozen Brass Band 2019-11-18 コンサート 0パリ10区 11月21日(木) ニューオーリンズで1977年に結成されたダーティー・ダズン・ブラス・バンド。サックス、トランペット、トロンボーンから生まれる力強くファンキーなサウンド、いっしょにシャウトし、踊りたい!カーク・ジョゼフのスーザフォンのベースラインの柔らかさは抜群。25.3€。2 [...]
さわやかなアフリカンポップス Touré Kunda 2019-11-07 コンサート 0パリ18区 11月15日(金) 音楽一家に生まれたトゥーレ兄弟のグループ、トゥーレ・クンダは、セネガルの力強いリズムを西欧人好みにアレンジし、ワールドミュージックブームの立役者になった。最新アルバム『LambiGolo』も明るく、軽く、さわやかなアフリカンポップス。今回はアルバムのプロモーシ [...]
ピアニスト Beatrice Rana 2019-11-02 コンサート 0パリ8区 11月24日(日) イタリア生まれ26歳のピアニスト、ベアトリーチェ・ラナは、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで銀賞を得て以来、ショパンの前奏曲集、プロコフィエフとチャイコフスキーの協奏曲集と次々に出すアルバムが大好評。今回はショパンの『練習曲作品25』やラヴェルの『鏡』 [...]
Joe Lovano – Trio Tapestry 2019-11-01 コンサート 0 ドラマー、ポール・モチアンのビル・エヴァンスに捧げるアルバムは傑作だが、そこで、テナーサックスを吹いているのがジョー・ロヴァーノ。力まず、たゆまず、曲に繊細な抑揚を与えていく、ビロードのようなサウンドの美しさ。この二人に、ギターのビル・フリーゼルが入ったトリオがヴィレッジ・ヴァン [...]
ジャズシンガー Michele Hendricks Quintet 2019-10-18 コンサート 0パリ1区 10月25日(金)、26日(土) ジャズシンガー、ミシェル・ヘンドリックスは、父親の大シンガー、ジョン・ヘンドリックスゆずりのみごとなスキャット唱法で、歌というよりはもう楽器の世界。バックのテナーサックスも入ったカルテットもごきげんなハードバップを聴かせてくれる。30€。21h3 [...]