Marc 2017-02-12 ワインの種類 0 ワイン製造過程で、ブドウを搾ったときの皮や種などの搾りかすを発酵させて蒸留したものが、イタリアではグラッパと呼ばれるマール酒。最初は無色透明だが、カシの木のたるで数年寝かせると、味も柔らかくなり、こはく色を帯びてくる。以前はカフェで庶民が飲む食後酒だったが、最近は高級化して気楽 [...]
Beaujolais nouveau 2015-12-05 ワインの種類 0 11月19日はボージョレ・ヌーヴォー解禁の日だったが、ここ数年、パリではボージョレ・ヌーヴォー離れが著しい。あの変にフルーティーっぽく過ぎて、酸味の強いワインに嫌気がさしたのだろう。でも秋の風物詩だからと一本買ってきた。「フィルターにかけてない」といううたい文句が入っている。ど [...]
今月のワイン:7月1日号 2015-07-05 ワインの種類 0 今回の料理にはムスカデかな、とバスチーユ脇の気になるワイン屋に出かけた。ご主人は、それならと、ナントの南部で作られている、ブルーノという、この店で一番のムスカデ・セーヴル・エ・メーヌをすすめてくれた。「それほど辛口ではないからカキには合わないけれど、素晴らしい奥行きがあるんですよ [...]
今月のワイン:6月1日号 2015-06-03 ワインの種類 0 「ヒラメとスモークサーモンのカルパッチョにはサンセールの白?」と尋ねたら「サンセールでもいいけれど、サーモンが入るのならちょっと辛口すぎる。モンタニーはどうでしょう。最初の口あたりがまろやかで香り豊かだし、値段も同じです」 この白ワインはブルゴーニュの銘酒で、シャル [...]
今月のワイン:5月1日号 2015-05-05 ワインの種類 0 東駅脇の老舗のワイン店に出かけた。お店の人は「ウサギのクリック煮はスパイシーそうだから、コット・デュ・ローヌかな。そうそうシラー種のブドウ95%で作られているのがあるよ」。まだまだ新酒だからこそ、きちんとデカントしてしばらく置いておいた。なかなかのこく。軽く赤い果実風味の奥に、シ [...]
今月のワイン:4月15日 2015-04-02 ワインの種類 0 今回のレシピ、サルティンボッカに合うワインは何にしよう。子牛肉には、シャルドネー種から作られるあまり辛口でない白も合うという人が多い。でも最終的に選んだのは、サンセールの、名高い白ではなく、ピノ・ノワール種のブドウだけで作られる赤。透明感のある明るい朱色で、口に含むとカシスの風味 [...]
ガメー種の赤ワイン 2011-12-09 ワインの種類 0 11月17日はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日だった。パリでは以前ほどの活気はなくなったが、ワイン好きはカフェのカウンターに並んで、「赤い果実の風味がたまらない」、「その風味がくどい」、「今年はいつものよりこくがある」などと、ああやこうや言いながら味わう。このボージョレの赤ワイン [...]
Guide de l’amateur des vins naturels 2008-08-01 ワインの種類 0 ケヴィン君の店では、年に2回くらいナチュラルワインの試飲会が催される。フランス各地から、ナチュラルワインを造っている人が10人くらいやって来て、 自慢のワインを味わわせてくれる。商売がたきという雰囲気はゼロで、和気あいあいとお互いのワインを飲み比べたり、ブドウの品種や土壌につ [...]
サクランボの実るころ 2008-07-01 ワインの種類 0 パリ・コミューンの時に蜂起した人たちに歌われた『サクランボの実るころ』という名前を持った赤ワイン、どんな人が造っているのかな、とケヴィン君にた ずねてみたことがある。「アクセル・プリュファーというドイツ人。確か東独出身で徴兵を逃れてフランスにやってきて、ナチュラルワインに魅せら [...]
濃い紅色、漉していないので濁っている 2008-06-02 ワインの種類 0 ケヴィン君が「マコトはシラー種のブドウから造られるワインが好きだからこれはどうかな?」と言いながら〈Le Raisin et l’ange〉をカラフに注いでくれた。アルデッシュ地方でジル・アゾーニが造っている赤で、90%以上がシラー種、あとはメルロー種5%くらいの割 [...]