パリ郊外のソウル・シンガー、Ben l’Oncle Soul。 2025-05-11 音楽 0 “Sad Generation” ふだんはクラシックやジャズを聴いているのだが、ときどき無性にソウルミュージックがなつかしくなる。それもマーヴィン・ゲイやビル・ウィザース、ルーサー・ヴァンドロスといった男性バリトン歌手のアルバムを選ぶことが多い。 1カ月ほど前、テレビの番組で [...]
【CD】2023年に発見されたマラン・マレのフルート曲をラザレヴィッチが演奏“Les Voix humaines”。 2025-04-25 音楽 0 Les Musiciens de Saint-Julien “Les Voix humaines” フランスのバロック音楽を代表する作曲家マラン・マレは、ヴィオール (ヴィオラ・ダ・ガンバ)のために数多くの曲を残した。マレの、巨匠サント・コロンブのもとでの修業時代と師の娘との愛 [...]
【CD】モーリス・ラヴェル生誕150年、名盤を聴く。〈バレエ音楽編〉 2025-04-19 音楽 0 モーリス・ラヴェルは、150年前にスペイン国境近くのシブールという港町に生まれた。生誕150年ということで、ラジオやテレビで毎日のように彼の音楽が流れている。そこでオヴニーも、2回にわたってラヴェルの名曲を名演奏で聴いてみよう。 ラヴェルといえば、なにをおいてもクラシック音楽 [...]
【CD】サティーとケージの音楽が対話する『サティ―への手紙』。 2024-12-19 音楽 0 Bertrand Chamayou “Letter(S) to Erik Satie” ラヴェル、シューベルト、フランクと立て続けに素晴らしいアルバムを出しているピアニスト、ベルトラン・シャマユー(45)が、こんなことを言っている。「エリック・サティ―とジョン・ケージは、音楽に [...]
バルバラ、歌物語 ⑥ 「バルバラ、“バルバラ”を歌う」 2024-08-18 フランスを知るフランスの文化シャンソン 0 “Barbara chante Barbara” バルバラのベストアルバムはなんだろう。彼女の名曲をまとめて聴くことができるベスト・オブやライブ盤も何枚か出ているけれど、ここは迷うことなく『Barbara chante Barbara』。1964年にリリースされ、アカデミー・ [...]
バルバラ、歌物語 ⑤ バルバラ、ゲッティンゲンで歌う。 2024-07-07 フランスを知るフランスの文化シャンソン 0 “Göttingen” 1964年7月、バルバラはドイツのゲッティンゲンに住むファンに招かれて初めてドイツにおもむく。ユダヤ人で、ナチスの目を逃れてフランス各地を転々としたバルバラには決意のいることだった。 会場の舞台には、契約ではグランドだったのにアップライトのピアノが。「こ [...]
バルバラ、歌物語 ④ “Nantes” 2024-06-17 フランスを知る芸術シャンソン 0 1959年12月ナントの病院から、10年前に家族を捨てて行方不明になっていた父が亡くなったという電話。バルバラは即座にナントに発つ。 「Il pleut sur Nantes. Donne-moi la main. Le ciel de Nantes rend mon cœu [...]
バルバラ、歌物語 ③ “Dis, quand reviendras-tu” 2024-05-20 シャンソン 0 「Dis, quand reviendras-tu, Dis, au moins le sais-tu ねえ、いつもどってくるの、少なくとも、そのつもりなんでしょうね」。1962年リリースのバルバラの曲*で、ジャック・ブレルの 「Ne me quitte pas…」にまけない [...]
【イベント】5 /18 ヨーロッパ 美術館の夜 – Nuit européen des musées 2024-05-17 アート展覧会イベント情報パリで遊ぶ芸術 0 毎年ヨーロッパ各国で美術館や博物館が夜間一斉に開館する「ヨーロッパ 美術館の夜」が今年も5月18日(土)にやってくる。OVNIではパリ市内のいくつかの美術館をピックアップ。☞文化省公式サイトはこちら(地図上でお近くのミュージアムの情報が検索できます)。 ザッキン美術館 ザッキン [...]
バルバラ、歌物語 ② Mr Victorとの出会い。 2024-04-17 フランスを知るフランスの文化シャンソン 0 『Mr Victor』 バルバラは、1948年にエディット・ピアフを聴いてシャンソンこそ自分の道だとさとる。パリ音楽院に近いカフェなどで歌いはじめたのだが、1950年2月にベルギー行きを決める。ブリュッセルやシャルルロワのキャバレーで歌ったりしたが、やじられるばかり。生活しのぎ [...]