★★★ Jacques Brel ou l’impossible reve 2009-03-02 シャンソン 0 昨年はジャック・ブレル没後30周年にあたり、フロラン・パニーやローラン・ヴィエルなどが競ってブレルを歌った。それだけではない。このピアノとアコ−デオンをバックに、アンドレ・ネルマンと3人の女歌手(マノン・ランドフスキ、エレーヌ・アルデン、ネリー=アンヌ・ラバ)が演じ [...]
知られざるデ・キリコ。 “Giorgio de Chirico – la fabrique des reves” 2009-03-02 アート 0 ジョルジオ・デ・キリコ(1888-1978)に対する考えを一変させる前代未聞の回顧展である。通常デ・キリコの回顧展は1930年までの作品で終わっているが、ここではあえて全生涯を網羅した。 デ・キリコは1910年代に、形而上的作風でアンドレ・ブルトンを初めとするシュルレアリストた [...]
Robert Capa / La collection 2009-01-30 本 0 スペイン市民戦争、日中戦争、第二次世界大戦、インドシナ戦争などに従軍し、生と死のボーダーラインで闘う人間たちを撮り、ヘミングウェイやピカソに気に入られ、イングリッド・バーグマンだけでなく数多くの女たちと愛し愛され、浴びるほど酒を飲み、ニコンを手にしたまま地雷で爆死した写真家とい [...]
★★★★ Jean Guidoni chante Prevert 2009-01-30 シャンソン 0 ジャン・ギドニは、近年太り過ぎで一時期に比べて人気が下降気味だが新アルバム『Etranges 師rangersプレヴェ−ル集』を聴いてひと安心。未発表曲を含む全13篇の詩を、とりわけ『血のシャンソン』などにみられる話し言葉に重点をおく粋な言い回しで、パリの街角でさり [...]
身体の傷跡は大地の傷跡…。 “Sophie Ristelhueber” 2009-01-30 アート 0 同じ美術館で同時開催のロバート・フランク展を見に行って出会った、掘り出しものの展覧会だ。 ソフィー・リステルユベールは、1949年パリ生まれ。ソルボンヌで文学を専攻した後ジャーナリストになり、1980年代から写真の仕事を始めた。彼女のテーマのひとつは傷跡だ。それは戦争の傷跡であ [...]
7 Reece Mews F.Bacon’s Studio 2008-12-01 本 0 ロンドンから帰ってきた友人が「テイト・ブリテンのフランシス・ベーコン展(来年の1月4日迄)は、代表作が揃っていて圧倒的だった」と言いながらプレゼントしてくれた一冊。タイトルにある〈7 Reece Mews〉はベーコンのアトリエがあったところ。狭い階段を昇った2階にアトリエがあっ [...]
★★★ Claire Diterzi 2008-12-01 シャンソン 0 クレール・ディテルジは、ちょっとおばさま風でクール・ビューティ。カミーユと同様、前衛的なパフォーマンスで音楽とアートの一体化を目指す新感覚派の自作自演歌手。アルベールヴィル冬期オリンピックの開会・閉会式の演出で世界中の賞賛を浴びたフィリップ・ドゥクフレの芝居『Irys』の音楽を [...]
児童書の歴史 2008-11-17 本 0こども向け 読書好きな娘が、『Babar, Harry Potter & Cie』展のポスターを見て「行こう!」と言い出した。11に分けられた小部屋には、17世紀半ばから今日までに編さんされた児童書が展示されている。さらに中央のコーナーでは、かつての子供、そして現代の子供たちに馴染 [...]
★★★ Yvon Chateignier 2008-10-31 シャンソン 0 ジジ・ジャンメールやグロリア・ラッソ、ジャンヌ・マスなど懐メロ専門のCDやコンサートをプロデユースするイヴォン・シャテニエは、エチエンヌ・ダオに似た甘いルックスで2年前から歌手としても活躍 。先月リリースされた2枚目のCD『L’amore L’amore [...]
ピカソにはエロチシズム。 “Picasso/Manet : Le dejeuner sur l’herbe” 2008-10-31 アート 0 グランパレ、ルーヴル、オルセーの3カ所で開催されているピカソ展の中で、一番刺激的だったのが、この展覧会だ。ピカソは西洋絵画の巨匠たちの作品を自分流に壊し、再構築する試みを何度も行った。オルセーで展示されているのは、マネの「草の上の昼食」を下敷きにしてピカソが1954年から196 [...]