CD : Boris Giltburg “Shostakovitch” 2017-09-23 音楽 0 ショスタコーヴィチは若くしてピアニストとして一躍脚光を浴びた。ピアノ曲にも名曲が多い。 2013年にエリザベート王妃国際音楽コンクールで1等賞を得たボリス・ギルトブルグによる、このショスタコーヴィチ集が素晴らしい ! 15曲の弦楽四重奏曲の中でも傑作の8番を、ギルトブルグ自ら [...]
文化が交わるアフリカの道。 2017-09-19 アート 0 L’Afrique des Routes アフリカの歴史と文化について、古代から現代までをおさらいする、楽しくも啓蒙的な展覧会。啓蒙の対象は、アフリカについてステレオタイプのイメージを持っている人たちだ。「アフリカは多くの豊かな文化が栄えた大陸で、多文化との交流の地だった」こ [...]
David Hockney - デイヴィッド・ホックニー回顧展 - 2017-09-04 アート 0 テート・ブリテンで5月に終了したホックニーの大回顧展がパリにやってきた。 1937年、イギリスのヨークシャー生まれ。地元の美術学校時代の絵を見ると、特にずばぬけた才能があったようにはみえない。 [...]
「接吻」ロダンから現代まで – Baiser de Rodin à nos jours 2017-08-25 アート 0 ロダン没後100年の今年、複数の美術館で記念の特別展が開かれている。最大規模のパリのグラン・パレの「ロダン展」は終了したが、パリのロダン美術館では、現代美術の大物、アンゼルム・キーファーを迎え、ロダンからインスピレーションを得て制作した作品を展示している。 変わり種は、ロダン [...]
不穏な雰囲気の魅力 -グレゴリー・クリュードソンの写真- 2017-08-03 アート 0 クレルモン=フェランのFRAC(地域圏現代美術基金)で開催中のグレゴリー・クリュードソン展 “The Becket Pictures”は、わざわざ列車に乗って見に行く価値がある、この夏おすすめの展覧会の一つだ。 [...]
CD : Heroines of Love and Loss 2017-07-23 音楽 0 ヨーナス・ノルドベリがジョヴァンニ・カプスベルガーのトッカータをテオルボで弾き始めると時が歩みを止め、ルビー・ヒューズがヘンリー・パーセル作の曲を歌い出す。「おお、私を連れていっておくれ、安らかな闇へと…」。バルバラ・ストロッツィ、クラウディオ・セッサなどバロック初期の作曲家によ [...]
どこかランボーの彼方へ ー Somewhere over the Rimbaud 2017-07-22 音楽 0 米国の女流ロッカー/詩人のパティ・スミスが、この3月に北フランス、アルデンヌ地方にある詩人アルチュール・ランボーの母が持っていた農家(その中で少年詩人が「谷間に眠る者」や「酔いどれ船」を書いたと言われる)を買い取ったという。崇拝的なランボー愛。ジム・モリソン、カート・コバーンなど [...]
作者と作品の間に、息がつける空間がある。 2017-07-16 アート 0 Helen Frankenthaler ヘレン・フランケンサーラー(1928-2011)はアメリカ美術史に残る大物だが、同世代のアメリカ人女性抽象画家、ジョーン・ミッチェルや、夫だった抽象画家ロバート・マザウェルに比べ、フランスでは理不尽なほど知名度が低い。彼女の大個展はパ [...]
Picasso Primitif ピカソ・プリミティフ 2017-07-06 アート 0 近代絵画の金字塔であるピカソの 「アヴィニョンの娘たち」にはアフリカの仮面が描かれている。ピカソと非西洋美術の関わりは知られているが、彼はどのようにしてアフリカやオセアニアの美術に興味を持ったのだろうか。この展覧会は青年時代から晩年まで年代順に追い、アフリカやオセアニアの彫刻、仮 [...]
ルイ・ヴィトン財団美術館のアフリカンアート展 2017-07-03 アートこどもとおでかけ 0こども向け Art/Afrique, Le nouvelatelier atelier atelier 世の格式高い美術館では、まだまだ西洋芸術が幅をきかせている。でもブローニュの森に建つルイ・ヴィトン財団美術館は、その傾向に背を向ける。昨年の「中国」に続き、今回焦点を当てるのは「アフリカ [...]