今、予約!ハーディング・パリ管主席指揮者のコンサート。 2018-02-04 音楽 0 ダニエル・ハーディングは、17歳の時に自ら指揮したシェーンベルクの『月に憑かれたピエロ』のテープをサイモン・ラトルに送り、バーミンガム交響楽団のアシスタントになった早熟な人。数々の名オーケストラを振り、今や円熟の42歳。 ラトルから受け継いだ切れ味、エネルギッシュな指揮は引っ張 [...]
「先立つ狂気:アール・ブリュットの源」 2018-02-03 アート 0 La folie en tête - Aux racines de l’art brut ヴィクトル・ユゴーの家で、なぜアール・ブリュット展なのか。それは、ユゴーの兄ウージェーヌと次女のアデルが精神障害に陥ったことに関連している。アール・ブリュットはジャン・デュビュッフェが作 [...]
よむたび。〈4〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2018-01-22 本 0 『 世界は私の言葉である 』 著 アラン・マバンクー Grasset社/Points社から文庫 旅から生まれたエッセイ。 今回は小説でなくエッセイを紹介。小説家で詩人のアラン・マバンクーは、2016年にコレージュ・ド・フランスの教授職に抜擢されたことも話題となっ [...]
CD “Avalon Blues” 2018-01-21 音楽 0 1928年、オーケー・レーベルのプロデューサーは、ミシシッピー州にすごいブルース歌手がいると聞いて探し回り、アヴァロンという村でミシシッピ・ジョン・ハートに出会う。彼のギターを聞いて驚き即座にメンフィスで『Frankie』など10数曲を、翌年もNYで録音するが、大恐慌が訪れ出版で [...]
Dada Africa ダダ・アフリカ。 2018-01-16 アート 0 20世紀初頭の約10年間、ヨーロッパを席巻した前衛芸術運動「ダダ」が、アフリカなどの非西欧文化から大きくインスピレーションを得ていたことを見せる展覧会。 [...]
よむたび。〈3〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2017-12-29 本 0 『 アカシアの賛美歌』 著 コスィ・エフウィ Seuil 社 抗う女性たち。 コスィ・エフウィの5作目となる小説は、家父長制社会の中で、もがきながら生きる女性たちの人生を親子三代にわたって辿っている。予言者であり歴史の語り部として作品の重要な位置を占める祖母、グラス。未だ見ぬ [...]
Barbara chante Barbaraバルバラの歌はバラバラで。 2017-12-24 音楽 0 バルバラ没後20年。彼女に捧げるコンサートや、ザジなど13人の女性歌手がバルバラを歌うアルバム、アレクサンドル・タローによるピアノ編曲盤、パトリック・ブリュエルの聴くに堪えないバルバラ集ビデオなど、この一年ちょっとしたブーム。 でもバルバラの歌はバラバラで聴くしかない! 一つ一つ [...]
CD : John Eliot Gardiner “Magnificat” 2017-12-19 音楽 0 33年ぶりにガーディナーがバッハの『マニフィカト』を、1728年に改定される前の初版で再録音。この版は調性がやや高く、ガーディナーのテンポが全体的に早め。冒頭の「Magnificat…」から、その輝かしさに踊り出したくなる。それでいてモンテヴェルディ合唱団の一糸乱れぬ力強さ!ソプ [...]
アフリカが照らされるとき。パスカル・メートルの写真。 2017-12-17 アート 0 Pascal Maitre フォトジャーナリストのパスカル・メートル(1955-)は、写真界では知られた存在だ。フランス開発庁(AFD)と写真雑誌「ポルカ・マガジン」が主催するコンクールで、2016年に「最優秀プロジェクト賞」を受賞した。本展は、アフリカの照明がテーマの受賞 [...]
Albert Renger-Patzsch : Les choses 「物」 2017-12-06 アート 0 アルベルト・レンガー=パッチュ(1897-1966)は、芸術運動「新即物主義」 の代表的写真家だ。表現主義への反動から、実験的なものを排し、物や現実をリアルに、即物的に捉えようとした運動で、2つの大戦間にドイツで生まれた。しかしレンガー=パッチュの写真には、一時期の芸術運動の枠に [...]