よむたび。〈14〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2018-12-27 本 0 『 黄金時代(仮題) 』 L’âge d’or ディアヌ・マズルーム著 / JCLattès刊 ベイルート、「黄金時代」から内戦へ。 1960年代後半、浜辺で踊る日焼けした若者たち。音楽はロック。ズボンはベルボトム。ベイルートには、そんな [...]
ポーランドの前衛美術Une avant-garde polonaise 2018-12-16 アート 0 Une avant-garde polonaise Katarzyna Kobro et Wladyslaw Strzeminski ロシア人彫刻家、カタジナ・コブロ(1898-1951)と、ポーランド人画家で理論家のヴワディスワフ・ストゥシェミンスキ(1893-195 [...]
Soprano, Nolwenn おすすめCD。 2018-12-06 音楽 0 10月から11月にかけてシャンソンやフレンチポップスの歌手たちが、ノエル目当てか新アルバムを出す。 ラップの売れっ子だったソプラノも、もうすぐ40歳。前作の 『L’Everest』はソウルやライの影響を受けた本格的な歌が大ヒット。新作『Phoenix』 ① も、『La Voi [...]
Madrid, octobre 68 1968年10月、スペインの実験芸術。 2018-12-03 アート 0 1968年、スペインはフランコ体制で国際的に孤立しており、この年にどのような実験芸術運動が起きたのか、国外では知られていない。国内でもフランコ体制以降は過去のアートとみなされ、顧みられなかったという。それを掘り起こしたのが本展だ。 1968年、IBMがマドリッド大学の計算センタ [...]
「ジョルジュ・サンド 愛の食卓」新刊発表会 2018-12-01 イベント本 0 12月4日( 火)18hより アトランさやか著 新刊発表会 「ジョルジュ・サンド 愛の食卓」 19世紀ロマン派作家の軌跡 本紙にて2012~13年に連載された記事が元になり、ジョルジュ・サンドの人生と作品、そして食についての本が刊行されることになりました。今も「ノルマンディーの [...]
DVD ルイ・クープランをクリストフ・ルセの演奏で 2018-11-21 音楽 0 秋の夜長、クラヴサン (チェンバロ)が聴きたくなったらルイ・クープラン。甥のフランソワ・クープランのクラヴサン曲のような、典雅さや技を尽くしたポリフォニーは見られないが、しみじみとした落ち着きの中に歌が流れるのがルイのよさ。 彼はクーラント、サラバンド、ジーグなど舞曲の形をとった [...]
Persona Grata アートで移民受け入れの態度を問う 2018-11-19 アート 0 「好ましからざる人物」を意味するラテン語の「Persona non grataぺルソナ・ノン・グラ―タ」は、相手国から受け入れを拒否された外交官を指す外交用語。それからnonを取った「ペルソナ・グラ―タ」は、受け入れOKの人物を指す。外交用語を移民に転用し、アートを通して受け入れ [...]
よむたび。〈13〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2018-11-18 本 0 『 魂の友(仮題) 』 Frère d’âme ダヴィド・ディオプ著 / Edition Seuil刊 世界大戦と「セネガル狙撃兵」。 二つの世界大戦中、フランスのために戦ったアフリカの人々がいた。彼らの数は1914〜18年の期間だけで23万人にも及び [...]
Picasso Bleu et rose ピカソ 青の時代とバラ色の時代。 2018-11-03 アート 0 この秋、パリはピカソ (1881-1973)づくしだ。ピカソ美術館の 「傑作」展、ポンピドゥ・センターのキュビスム展、そして1900〜06年のピカソを克明に追ったオルセーの本展。これほど多くの青の時代、バラ色の時代のピカソ作品を見られる機会はめったにない。今秋パリの西洋美術展のベ [...]
DVD : Stop Making Sense 2018-10-25 音楽 0 トーキング・ヘッズといえば、1983年のライブを撮った 『Stop Making Sense』が大傑作だ。脚立やスピーカが置いてある楽屋裏のようなステージで、デヴィッド・バーンが一人でギターを弾きながら『Psycho Killer』を歌い、曲ごとに、メンバーが一人ずつ増えて、ス [...]