Persona Grata アートで移民受け入れの態度を問う 2018-11-19 アート 0 「好ましからざる人物」を意味するラテン語の「Persona non grataぺルソナ・ノン・グラ―タ」は、相手国から受け入れを拒否された外交官を指す外交用語。それからnonを取った「ペルソナ・グラ―タ」は、受け入れOKの人物を指す。外交用語を移民に転用し、アートを通して受け入れ [...]
よむたび。〈13〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2018-11-18 本 0 『 魂の友(仮題) 』 Frère d’âme ダヴィド・ディオプ著 / Edition Seuil刊 世界大戦と「セネガル狙撃兵」。 二つの世界大戦中、フランスのために戦ったアフリカの人々がいた。彼らの数は1914〜18年の期間だけで23万人にも及び [...]
Picasso Bleu et rose ピカソ 青の時代とバラ色の時代。 2018-11-03 アート 0 この秋、パリはピカソ (1881-1973)づくしだ。ピカソ美術館の 「傑作」展、ポンピドゥ・センターのキュビスム展、そして1900〜06年のピカソを克明に追ったオルセーの本展。これほど多くの青の時代、バラ色の時代のピカソ作品を見られる機会はめったにない。今秋パリの西洋美術展のベ [...]
DVD : Stop Making Sense 2018-10-25 音楽 0 トーキング・ヘッズといえば、1983年のライブを撮った 『Stop Making Sense』が大傑作だ。脚立やスピーカが置いてある楽屋裏のようなステージで、デヴィッド・バーンが一人でギターを弾きながら『Psycho Killer』を歌い、曲ごとに、メンバーが一人ずつ増えて、ス [...]
よむたび。〈12〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2018-10-22 本 0 『 カサブランカの美女(仮題) 』 La Belle de Casa イン=コリ=ジャン・ボファヌ著 / Actes Sud刊 美女と移民。 移民難民政策で揺れ続けるヨーロッパでは、イタリアや東欧などで排他的な極右政党の台頭がある一方で、他の国々も自分たちの国々に [...]
David Byrne ディヴィッド・バーンZenith公演 2018-10-19 音楽 0 14年ぶりに 『American Utopia』という新アルバムを出したデヴィッド・バーンは、かのトーキング・ヘッズの歌手であると同時に、その音楽性を創り上げた伝説的な存在だ。 70年代末から80年代半ばにかけて、パリのどのパーティーに出かけても彼らの音楽がかかり、アフリカ音 [...]
Transmission/transgression ブールデル、師匠と弟子たち。 2018-10-18 アート 0 彫刻家のアントワーヌ・ブールデル(1861-1929)は、多くの彫刻家を育てた師でもあったことを見せる展覧会。 19世紀、彫刻家は粘土で形を作る人で、型取り、型へのブロンズ流しや石彫りはもっぱら職人に頼んでいた。ロダンの下請け仕事をしていたブールデルは、その後、彫刻家として [...]
アンリ・チェルヌスキ-非凡な人生とコレクション。 2018-10-17 アート 0日曜営業 モンソー公園に接し、瀟洒な邸宅が並ぶ並木道の奥に、パリでギメ美術館に次いで重要な東洋美術コレクションをもつ美術館がある。「チェルヌスキ」という名前が示すとおり、コレクションと邸宅をパリ市に遺贈した蒐集家はイタリア生まれ(1821-96)。母国で1848-49年の革命(ミラノの蜂起 [...]
日本美術への情熱を みんなと分かち合いたい。 2018-10-15 アート 0インタビュー Manuela Moscatielloさん パリ市立チェルヌスキ美術館学芸員・日本美術責任者 この秋と冬は若冲の「動植綵絵(さいえ)」につづき、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」など、琳派の傑作がパリで見られる!…「ジャポニスム2018」の目玉といえる展覧会ふたつをフランス側で企画し [...]
Jakuchû 若冲 〈動植綵絵〉を中心に。 2018-10-04 アート 0 江戸時代中期の絵師、伊藤若冲(1716-1800)は当時は高名だったが、その後忘れ去られ、近年再評価されるようになった。パリでは、宮内庁三の丸尚蔵館(東京)が所蔵する動植物を描いた「動植綵絵(さいえ)」全30幅と、京都の相国寺にある「釈迦三尊像」3幅を展示する。若冲が相国寺に寄進 [...]