ニコラ・ド・スタール回顧展 2003-04-01 イベント・文化情報 0 「抽象」と「具象」という括りで年代順に4期に分けたニコラ・ド・スタールの回顧展。しかし4期の境を定める定義にははっきりしない部分がある。また、「ミディ地方の光」(南仏の光)から生まれた作品群で終わっていることで、この分け方が妥当ではないことがわかる。これは、抽象に向かって抵抗し [...]
みんな似たようなことで悩んでいる? Labiche en 3 actes 2003-04-01 イベント・文化情報 0 19世紀の劇作家ウージェーヌ・ラビッシュの三戯作が三部構成で上演される、という面白い試みだ。 はじめの『Mon Ismegie!』では、男手ひとつで育てた一人娘を溺愛するあまり、娘の求婚者を追い出してしまう中年男の悲哀が皮肉たっぷりに描かれ、次の『Le Dossier de [...]
フレデリック・ダヴェリオ 2003-03-15 イベント・文化情報 0 オヴニーがすっかり惚れこんでいるアコーデオン奏者、フレデリック・ダヴェリオ。小宇宙的な彼のオリジナルも素晴らしいが、今回はヴァイオリン奏者のヴェロニック・ダヴェリオと共演。バッハ、サラサーテ、サティ、ピアソラなどの曲を演奏する。サラサーテの曲などで、どんな情熱的なプレイを披露す [...]
真実はいったいどこに? A Chacun sa verité 2003-03-01 イベント・文化情報 0 県の職員として雇われたばかりのポンザ氏をめぐって妙な噂が流れている。氏は亡き妻の母親を町に独りで住まわせ、自分は再婚相手と一緒に郊外にアパートを借りているが、義理の母親を決して自宅へ招こうとしないし、再婚相手はアパートから一歩も外に出ず、誰もその姿を見たことがない。ポンザ氏の義 [...]
セザリア・エヴォラ 2003-02-15 イベント・文化情報 0 西アフリカの沖合に浮かぶカーボ・ヴェルデ島の歌手といえば、セザリア・エヴォラ。ブラジル、米国などでの公演も大成功し、すっかり国際的スターに。今でも島の町ミンデロに住み、偏西風がもたらす哀愁を胸いっぱいに吸って、美しいバラードを聴かせてくれる。3月の公演だが、早めに予約しましょう [...]
クラシックを見直してみよう。 2003-02-01 イベント・文化情報 0 ●Le Tartuffe えせ信者に入れあげて全財産を失いかけた金持ちの男が主人公、ときけば、こんどはどの新興宗教の話?とお思いかもしれないが、これはモリエールが1664年に初演した舞台劇『タルチュフ』の筋。ルイ13世や貴族たちの支援を得ながら力をつけ、当時世論を騒がせていた宗 [...]
日曜の朝の室内楽 2003-01-15 イベント・文化情報 0 ジャン=クロード・ペヌティエのピアノ、レジス・パスキエのヴァイオリン、ローラン・ピドゥーのチェロからなるトリオの演奏で、モーツァルトのピアノ三重奏曲第5番とシューベルトのピアノ三重奏曲第1番。 19日/11h 20€(当日売りのみで10h発売) *Thattre du [...]
パーティーで気持ちよく踊れる最近の名盤2枚を紹介。 2002-12-15 イベント・文化情報 0 ●Orchestra Baobab(World Circuit) 70年代に、セネガルのダンスバンドとして圧倒的な人気を誇ったバオバブ・オーケストラ、彼らがリバイバルしてのこれが2枚目だ。キューバ音楽を思わせるリズムも残っているが、ギターの、それこそ演歌を思わせるような切ない泣 [...]
科学的な舞台劇って? Genisse et le Pythagoricien 2002-12-01 イベント・文化情報 0 ローマの詩人オウィディウスの『変身物語』からヒントを得た創作劇。ゼウスの愛人となったばかりに、美しい娘イオーは、妻ヘラの嫉妬を恐れたゼウスに牝牛へと姿を変えられてしまう。外見は牝牛でも、人間同様に見聞きし、話し、考えるイオーの長い流浪の旅が始まる。 作者の一人、アラン・プロシ [...]
Hystéria 2002-11-01 イベント・文化情報 0 『夢判断』に感動したサルヴァドール・ダリは、1938年、死を迎える直前のフロイトを訪ねている。この事実をヒントに、イギリスの現代劇作家テリー・ジョンソンは舞台劇『Hysteria』を書いた。 ウィーンを脱出してようやくロンドンに腰を落ち着けた老フロイトは、癌に苦しみながらも [...]