ノルマンディーの作家と食 他

パリ市がバゲットコンクールの審査員募集!

パリ市は、第24回パリ・バゲットコンクールの審査員を募集中。パリ市内のパン職人が出品し、このコンクールで大賞に輝けば、エリゼ宮に1年間パンを納品することになるという、数あるパン・バゲットコンクールの中でも元祖的なもの。審査員になる条件は、パリ在住者で、審査会(2018年4月12日 [...]

ノルマンディーの作家と食 〈25〉

フロベールの『感情教育』(1869年)の主人公は、ノルマンディー出身の青年フレデリック。船上で出会ったアルヌー夫人にひとめぼれをしたフレデリックは、夫人への手がかりとして、まずはパリの著名な画商であるアルヌー氏に近づこうとする。 フレデリックが夫人に再会するまでの時間はなんとも長 [...]

ノルマンディーの作家と食 〈24〉

 フロベールの『感情教育』(1869年)は、文学青年のフレデリックが、偶然同じ船に乗り合わせた人妻のアルヌー夫人にひとめぼれする場面で始まる。「フランスのウォルター・スコットになりたい」と、文学への野心を持っていた若きフレデリック。でも、恋に落ちたときから、その最大の関心事は、い [...]

ノルマンディーの作家と食 〈23〉

19世紀フランスの文豪フロベールは、外科医の父が務めるルーアンの私立病院で生まれ、院内の一画に設けられた家で育った。地下のカーヴには、ブルゴーニュやボルドー、シャンパーニュなどの銘酒が実に400本も納められており、来客の際などにふるまわれたという。フロベールの父も、やはり医者だっ [...]

ノルマンディーの作家と食 〈22〉

 フロベールの小説『ボヴァリー夫人』(1857年)のヒロインであるエマは、気の利いたことや華やかなことが大好きなロマンチックな女性。テーブルコーディネートやインテリア、自らの衣装に心を配ることで、退屈な田舎暮らしを忘れようとしている。  小説や雑誌を通してパリや社交界への憧れでい [...]

ノルマンディーの作家と食 〈21〉

 フロベールの『ボヴァリー夫人』(1857年)を読めば、当時の地方で暮らすフランス女性の心情が手に取るように分かってしまう。ノルマンディー地方の修道院で少女時代を送ったヒロインのエマは、漠然と「富」や「名声」に憧れて、パリの社交界に夢をはせる。そんな彼女にとって忘れられない思い出 [...]

ノルマンディーの作家と食 〈20〉

 「いつか白馬に乗った王子さまが迎えに来る」とひそかに夢見る女性は、過去 ・現在・未来を通して一定数いるように思う。19世紀のフランス文学にも、そんな夢見がちな女性たちの恋模様が細かに描かれている。  フロベールの名作『ボヴァリー夫人』(1857年)ヒロインのエマは、その典型的な [...]

ノルマンディーの作家と食 〈19〉

フロベールの作品には食の描写が多いけれど、中でも忘れがたいのは『ボヴァリー夫人』(1857年)に出てくる婚礼のごちそうだ。ここぞとばかりに念入りにおめかしをしたノルマンディー地方の素朴な人々を迎えたのは、牛の腰肉、若鶏のフリカッセ、子牛のシチュー、羊のもも肉、子豚の丸焼き、腸詰… [...]

ノルマンディーの作家と食 〈18〉

 フロベールの 『ボヴァリー夫人』(1857年)のヒロインであるエマの夫は、シャルル・ボヴァリーという田舎医。エマとは再婚で、母親が選んできた前妻のエロイーズは精神的なショックが原因で急死している。この「器量はわるく、薪のようにひからびた」エロイーズは、あれこれ小言が多い上に妬み [...]

ノルマンディーの作家と食 〈17〉

モーパッサンの小説『女の一生』(1883年)は、リアリズム文学の傑作として知られている。その小説に多分に影響を与えたのが、モーパッサンの師匠だったフロベールの『ボヴァリー夫人』(1857年)。ともにノルマンディー地方の出身だった両作家は、その地方に暮らす人々の暮らしをつぶさに描く [...]
 

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