ルレ・エ・シャトー傘下のレストランなので、当然贅沢を極めることができるのだが、リーズナブルなランチも楽しめるところが嬉しい。
日替わりで2品、選択の余地はないが、毎回満足できる量と内容で、これにサービスのグラスワインもついて15€。本日の献立は、ホタテ貝とバスクソーセージcistorraを添えたリゾットとグランマルニエのスフレ。前回はオニオンスープと牛肉のステーキだったから、シェフのインスピレーションにより様々な趣向がありそうだ。リゾットには、キツネ色にポワレされた貝柱が3つものり、クリスピーなベーコンも添えられて食感も楽しい一品だったし、スフレも奇をてらうことなく、シンプルながらも食べごたえのあるデザートだった。
料理を選びたい人には2品で24€、3品で34€のコースもある。こちらから前菜に選んでみたリ・ド・ヴォーとタコのフリカッセ(写真)は、サツマイモやバスクのソーセージ、オリーブと合わせてあり、こってりとしたソースで味わうリ・ド・ヴォーやタコがおいしいこと!「8時間も煮込む」という言葉に惹かれて選んだ牛肉のブレゼは、タラゴン風味のキャベツのコンポートとアサリを添えてあり、その組み合わせの妙にうっとりする。バスクのワインということで選んだグラスワイン(8.5€)は、どっしりしながらも香り高く、この赤ワイン煮込みにはぴったりで気に入った。
夜も前菜、メイン、チーズまたはデザートで41€、5品で48€、6品で58€といったプリフィクスのコースの設定があり、こちらも試す価値あり。しかも給仕のムッシューたちは、鼻歌を歌いながら実に楽しそうに給仕してくれるのでこちらも楽しくなる。こんなレストランがもっと増えて欲しいなぁ。(里)
Bistrot Belhara
Adresse : 23 rue Duvivier, 75007 Paris , FranceTEL : 01.4551.4177
アクセス : M° Ecole Militaire/ La Tour-Maubourg
火~土 12h-14h30/19h-22h30 日月休