惣菜店と魚屋も兼ねるレストランで、席数もカウンターのみの12席と小規模ながら、新鮮で美味しいシーフードを味わえると人気急上昇中の店。
特筆すべきは〈ハッピーオイスター〉。生カキ6個と白のグラスワイン1杯が17h30-19h30なら9€というメニューがある。これを少し早めの前菜にして、あとはゆっくりメイン料理を取って贅沢な夕食とするのがオススメだ。
惣菜としても売られているタパスは、6€からと手頃で、ワインのお供にも、しっかりとした食事の際の前菜としてもいい。バイ貝のマヨネーズ添えやコック貝のワイン蒸し、サバのマリネはすべて6€、セトーという小さな舌平目に似た魚のブールノワゼット(焦がしバターソースがけ)7€とどれも頼みたくなるのをぐっとこらえて、タコのサラダ(6€)を注文してみたが、これが正解!加熱の加減が難しいタコをじつにうまく調理していて柔らかい。ニンニクでパンチの効いた味も私好みだ。前回ハッピーオイスターで飲んだワインが美味しかったので、同じミュスカデをグラス(5.5€)で頼んだが、これがタコのタパスにもぴったり。
メインには、本日の魚、スズキのローストを頼みたかったが、すでに品切れで断念。本日木曜日の定番メニューで、テール・メール(海の幸と大地の恵みが一体となった料理)のアサリと子牛のソテー(19€)を選んだ。さっと火を通したアサリと3色のニンジンに子牛のソテーがゴロゴロと入っていてボリュームもたっぷり。アサリから出たダシが美味しいスープとなっているのもいい。金曜のアイオリも素晴らしく美味しかったが、これまたかなりニンニクが効いているのは、シェフのサロメさんの好みだろうか。(里)
La Reine Mer
Adresse : 1 rue Jean-Pierre Timbeaud, 75011 Paris , FranceTEL : 01.4355. 2906
アクセス : M° Oberkampf/ Filles du Calvaire
火~土 10h30-21h30 日 10h30-15h30 月休