
11月14日、18日、20h -。
Gidon Kremer / Mirga Gražinytė-Tyla
作曲家ミェチスワフ・ヴァインベルクは、1919年、ポーランドでユダヤ人家庭に生まれる。1939年、ワルシャワ音楽院を卒業した直後、ナチスの軍隊がポーランドへ侵攻、それを逃れてソビエトへ亡命する (ワルシャワに残った家族は強制収容所で死亡)。
ショスタコーヴィチと親交をむすび、大きな影響を受ける。交響曲22曲、7つのオペラ、数多くの室内楽曲という多作ぶり。彼の傑作が見直されるようになったきっかけは、2019年にリリースされた、ミルガ・グラジニーテ=ティラー指揮、バーミンガム市交響楽団による交響曲第2番と第21番をおさめた名盤、そして名ヴァイオリニスト、ギドン・クレメールによる室内楽集(写真)。
ワルシャワのゲットーで亡くなったユダヤ人に捧げられた交響曲第21番*の冒頭で、弦の沈んだ響きからクレメールの今にも消え入りそうなソロが浮かび上がるときの戦慄。室内楽集では一曲目のヴァイオリンとピアノの夜想曲**が息をのむような美しさ。 グラジニーテ=ティラーとクレメールの音頭とりで、パリでヴァインベルクを聴くことができる。11月14日は、交響曲第21番ほか、18日は、名曲、ヴァイオリンのためのコンチェルティーノ***ほか。(真)
いずれも20h。残席わずかなので早めに予約。満席だったらCDやYouTubeでヴァインベルクを発見しよう。

Auditorium de Radio France
Adresse : 116 av. du Président Kennedy, 75016 Parisアクセス : RER C : Avenue du Président Kennedy - Maison de Radio France
URL : https://www.maisondelaradioetdelamusique.fr/compositeur/mieczyslaw-weinberg-0
12€〜69€


