南太平洋のサロモン諸島は、その一つガダルカナル島が太平洋戦争の激戦地となったことで有名だが、現地の住民や文化についてはほとんど知られていない。見えない超自然的な力「マナ」を惹きつけるための装身具、婚礼や儀式用の織物で作った貨幣など。1920年まで首狩りの風習があったが、首は首長のマナを高めるためなどに使われた。マオリ、ニューギニアなどについてのケ・ブランリーの過去の展覧会と比べると、同じ太平洋でもこれほど違うのかと驚かされる。2/1迄。月休。
Musée du Quai Branly : 37 quai Branly 7e