パリでMANGAを描いてみよう

 90年代からフランスでも市民権を得てきた日本の漫画。«MANGA»という単語は、ラルースなど主要辞典にも入っている。書店や図書館では、MANGAのコーナーが年々拡大の一途をたどってもいる。当然、自分で漫画を描きたい子どもたちも多いはずだ。
 パリ10区にあるEspace Japonは、そんな子どもたちの要望に応えてくれる。ここは何を隠そう、オヴニー編集部と屋根を分かち合う日本文化センター。水曜と土曜の通常のMANGAクラスに加え、バカンス時期には集中的に学べる短期講座も用意されている。今回は、5ページのミニコミックを完成させる、その講座を見学した。
 対象は10歳以上。男女比は半々で、中学生くらいが中心層。全5日間の講座の大まかな流れだが、まず初日はキャラクター設定の日。ここで漫画のテーマや世界観も決定する。2日、3日目は物語を構築し、実際にコマ割りや台詞も入れた下絵を描いていく。4日、5日目はインクを使った仕上げ作業。コピックというプロ御用達ペンや、下書きが写せるライトテーブルなど、使う道具は本格的。「子どもによって進む早さは違うけど、最後は皆しっかり作品を完成させます」と語るのは、講座を担当するジェレミー先生。受講生たちは、「インク使いが難しい。でも周りも頑張っているから自分も頑張れる」「憧れの漫画家気分が味わえて楽しい。また受講したい」と語ってくれた。フランスから、明日の漫画家が誕生する日も近そうだ。(瑞)
●Espace JaponのMANGA講座
2月17日(月)~21日(金)11h-15h
2月24日(月)~28日(金)11h-15h
4月14日(月)~18日(金)11h-15h
4月22日(火)~25日(金)11h-16h
5日間で(4/22〜4/25は4日間)265€。弁当代込み、兄弟割引あり。10歳以上。
またバカンス時期以外にも、土曜、水曜にMANGAコースあり。
Espace Japon : 12 rue de Nancy 10e
01.4700.7747  www.espacejapon.com/
生徒の作品はネット上で見ることができる。
●AAAの漫画コース
 フランス語学校として定評のあるAAA言語学院でも、漫画教室を開催している。日本漫画協会会員であるプロの漫画家、吉川かおりさんが講師。11歳から受講可。通年コースは水曜17h-19h。1学期250€+登録に35€。夏期講座もあり。
A.A.A. : 21 rue d’Antin 2e 
01.4266.6905
aaaparis.net/Manga/
ジェレミー先生の指導にも熱が入る

ジェレミー先生の指導にも熱が入る

MANGA制作の道具も本格的。

MANGA制作の道具も本格的。

Espace Japonでは巨匠・松本零士展が 開催中だった。

Espace Japonでは巨匠・松本零士展が 開催中だった。


Espace Japon