動物をモチーフにした彫刻の特別展

●100 sculptures animalières
 動物をモチーフにした彫刻の特別展を観に出かけた。住人の方々には失礼だけれど、正直言ってブローニュに市立美術館があるとはこれまで知らなかった。〈1930年代美術館〉という一風変わった名の美術館は、1925年にブローニュ市が現在のブローニュ・ビヤンクール市と改名したことを記念して1939年にオープン。1930年代は自動車産業(ルノー)や映画産業(ビヤンクールの撮影スタジオ)などでこの町が活気を帯びた時代であり、パリよりも家賃が安く自然環境もよいこの土地に多くの芸術家たちが移住してきた時代でもあった。
 3階にわたり展示室を持つ美術館の一番上階に特別展会場はある。入り口で私たちを迎える大きな馬の頭はブールデル作。猿にヒョウ、蛇にタカ、ハイエナ、クジャクに雄牛…表情豊かな動物たちはいずれも美しい。1910年代に、動物をモチーフに作品を作る芸術家の団体〈Société des Animaliers〉が発足された。それに属していたフランソワ・ポンポンやポール・ジューヴの作品も展示されている。一目ですぐにわかるジャコメッティの手による猫、私は「面白い!」と思ったのだけれど娘は「まあまあ」と評価。カルダーのヒトデ、そしてピカソのフクロウは目を見開き口をカーッと開き怒っている。現代作家の作品の中には犬の餌で人体を象ったもの、山羊のパジャマ入れや亀のベンチなんて個性的なものもたくさんあって、ああでもないこうでもない、と友人もふくめ三人でいっぱしの評論家気取り。このあと延々と続く常設展に立ち止まったり素通りしたりしていると、2時間が過ぎていた。10月28日迄。(海)

Musée des Années Trente

Adresse : 28 av. André Morizet, 92100 Boulogne-Billancourt
TEL : 01.5518.5300
URL : www.annees30.com
11h-18h。月休。6€/4€(16歳以下は無料)。

 

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