国立スポーツ博物館

 5月に入ったというのに、まだ肌寒い日曜日、散歩を楽しむことすらできないので、家からそれほど遠くない場所にある国立スポーツ博物館へ行くことを思い立った。
 創設は1963年。かつてはサッカー場Parc des Princesの一角にあったというこの博物館が、13区のはずれ、現在の場所に再オープンしたのは2008年のこと。この博物館の管轄はスポーツ省で、国が所有するユニフォームや道具などのオブジェやポスター、絵画作品など約10万点のうちの350点あまりが2階にわたるスペースに展示されている。
 英国で生まれ19世紀末にフランスへ上陸したテニスのラケット、木製のそりやスキー板、 20世紀初頭の自転車たち…。こうして後世に残るオブジェは、あまりスポーツが得意ではない私の目を引くほど形や色が美しい。優雅な衣装を身にまとった貴婦人のテニス姿やブガッティなどのスポーツカー運転手のためのメガネの広告ポスターなど…スポーツ全般に関する作品も展示されている。それからマルセル・セルダンやアラン・プロストなどの有名選手の所持品や1998年のサッカーワールドカップで使われたボールなど、フランスのスポーツの歴史のカギとなる記念品も見ることができる。今月27日までの特別展ではローラーブレード、スケートボードの歴史紹介とともに色とりどりのボードやローラーブレードが展示されている。どれが好き?と品定めをしていたら、ヘルメットとローラーブレードを手にした団体がわー!っと会場に入ってきて、静かだった会場が一挙に騒がしくなった。
 地味だけれども思わぬ出会いがある、こういう博物館が数多くあるのがパリのよいところだと実感した午後。(海)
2€/4€(18歳未満は無料)。

Musée National du Sport

Adresse : 93 av. de France, 75013 paris
TEL : 01.4583.1580
火-金10-18h、土と第1日曜14h-18h

 

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