Les Terrines — メニューもボリュームもサービスも豪快だ。

 ネオビストロ風の店構えからは想像もつかないが、ここはかなりオヤジ系。フランス料理をガッツリ食べるぞ!  との意気込みがあるならぜひどうぞ。月曜にはブッフ・ブルギニョン、木曜はカスレ、土曜はブランケットと、日替りでクラシックメニューも堪能できる。前菜+メイン+デザートのコースは34€だが、メイン+前菜、またはデザートを選べる昼コースなら19€とかなりお値打ちだ。
 イノシシ、黒ブーダンと栗、ニシン、と前菜メニューには数多くのテリーヌが並ぶ。友人と私は当店自慢のフォアグラのテリーヌ(6€追加)と、鶏肉のテリーヌを選び、メインには野ウサギ背肉のローストと、子牛レバー ヴィネグレット風味をオーダー。焼き加減はもっちろん、ロゼで。ワインはグラスワインが4.5€で多種ある中から、おすすめのシュヴェルニをチョイス。友人はカオールだ。
 ここのように太っ腹に給仕される機会はめったにないフォアグラ。ボリュームにも、そのうっとりするようなまろやかな風味にも大満足だ。鶏肉のテリーヌは、ラヴィゴットソース添え。ケッパーやハーブが効いたソースがますます食欲をそそる。
 野ウサギのローストは、焼き加減が抜群でとろけるようにやわらかい。ジビエ料理には欠かせない、香味野菜をワインで煮詰めたポワヴラードソースが、野ウサギの風味を引き立てている。根セロリ入りのピュレも気に入った。子牛レバーは、まずその厚みに驚き、レバー独特の舌にこびるような風味とヴィネグレットの酸味とのバランスのよさにまた驚く。付け合わせのジャガイモのピュレにもファンが多そうだ。
 私たちの隣では、広いテーブル席を6人が囲んでいた。肘と肘がぶつかりそうなビストロもいいけど、こんなゆったりした食事も贅沢でいいなぁ。給仕のムッシューと交わす会話も楽しいので、ここは絶対、時間の余裕のあるときに。(里)

写真:Foie de Veau au vinaigre

97 rue du Cherche-Midi  6e  01.4222.1918
M° Vaneau   日休。


 

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