Gratin de chou-fleur au gingembre
カリフラワーは臭いといって、フランス人の中には毛嫌いする人もいるので、友人を招待した食事の時には、避けることが多い。わが家はみんなカリフラワー好き。ジャガイモのかわりにカリフラワーを入れるタルティフレット(574号)、ジャガイモと一緒のアロ・ゴビ(547号)という野菜カレーは人気だ。先日パリジャンという日刊紙に、カリフラワーが苦手な人にもというレシピが載っていたので紹介。ショウガの風味が決め手です。
カリフラワーは玉が真っ白で重く、付いている茎や葉がみずみずしいものを選びたい。買ってきたら、できるだけ早めに調理すること。日が経つと、くたっとして臭いも強くなる。葉と茎を切り取り、食べやすいように切り分ける。あまり小さくしない方がいいだろう。大きな鍋で5分ほど塩ゆでにしたら、ざるにとって水気を切っておく。
少し小さめの鍋に液状の生クリームをとり、皮ごと押しつぶしたニンニク、せん切りにしたショウガ、ローリエの葉、タイムを入れて中弱火にかけ、沸騰してきたら火から下ろし、風味が出るように10分ほど置いておく。
この間に、コンテあるいはエマンタルチーズをおろしておく。オーブンの目盛りを180度に合わせて点火。
大きなフライパンにバターを大さじ3杯加え、カリフラワーを炒める。軽く色がついてきたら、オーブン皿にあける。その上から生クリームをこしながら注ぎます。塩、コショウで味を調えてから、おろしたチーズをまんべんなく振りかけ、バターをちょんちょんと置いて熱くなっているオーブンへ。30分ほどたって表面にきれいな焼き色が付いたらでき上がりだ。解禁されたばかりのホタテ貝のソテーやローストポークなどには最高の付け合わせです。
何度か書いているけれど、切り取った茎や葉を捨ててはいけない。食べやすいように切ってからオイスターソース風味の炒めものにすると、とてもおいしい。(真)
4人前:1キロくらいのカリフラワー、液状の生クリーム600~800cc、コンテチーズ100g、ニンニク2片、ショウガ親指大、ローリエの葉3枚、タイム3枝、バター、塩、コショウ