Le Bearn–レアール界隈にある定食屋。陽の当たるテラスも気持ちいい。

 シャトレ、レアール界隈はおしゃれな若者向けのレストランが幅をきかせ、昔の中央市場のにぎわいを感じさせるような店はほとんど姿を消してしまったが、そんな中でこの〈Le Béarn〉は、客層といい値段といい壁に貼られている常連さんたちの写真といい、どこまでも庶民的。その上、店の人も親切でカウンターの後ろにはスカーレット・ヨハンセンに似た小柄な美女…。朝の回で映画を観た後で、この店の陽の当たるテラスでお昼ごはんと寄ったのに、急に雨が降り出し、中で食事と店に入ったら、スカーレット嬢はバカンス中。あ~あ。でも喧噪の中でアペリチフを飲むうちに元気回復、食欲もどんどん出てきた。
 前菜には、ニシンの酢漬け、リエット、ゆで卵マヨネーズ添え、生ハムなど、定食屋の定番が並んでいるが、長ネギ、ビネグレットソース和え(3.8€)をとった。メインには各種ステーキが揃っているが、これまでもローストポークとかカモのもも肉のソテーとかがおいしかった日替わりのおすすめ料理をマークしたい。グリーンペッパーソース風味ステーキやタルタルステーキもあったが、川スズキ、せん切り野菜ソース添え(10.2€)にした。
 前菜の長ネギは、ネギの緑のところが多いせいか少々固かったけれど、あっさり味は気に入った。メインの川スズキは、ニンジンやら長ネギやらが混じり込んだクリームソースがたっぷりかかっていて、最初はひるんだけれど、一口食べてみると、魚がカリッと焼かれてソースとのコントラストがあざやか。きれいに平らげた。ワインはガメーの赤を1/4ピシェ(6€)で。ガメーならではの軽くフルーティーな風味が魚料理にもよく合った。
 この店では、3月末くらいまで、手ごろな値段で生ガキも味わえることも覚えておきたい。そんな時はきりっと冷やしてあるシュヴェルニーの白。(真)

2 place Ste-Opportune 1er 01.4236.9335  
M。Châtelet/Les Halles  夜は軽食のみ。日休。