Bolon– ソースをたっぷり吸ったお米がおいしいセネガル料理。

 パリでアフリカ料理、といえば、有無をいわさず18区、バルベス界隈へ。今回の目的は〈チエブ thiebou dien〉(10)、セネガルの国民的料理です。ちなみにこのお店は、アラブ首長国連邦のドバイにも支店をもっているそうな。
 まず、日本の半分位のサイズに挽き割られたお米を蒸し炒めたものが器にたっぷり。辛くって、魚のダシの効いたソースをたっぷり吸っている。別の器にはソースで煮込んだ白身の魚、キャベツ、お芋(里芋に近い)…。これがくせ者! 赤いこのソースは何なんだ? 魚の味、というよりは、キャベツの甘さ、それにやっぱりトウガラシかな。アフリカ料理に欠かせないマギーソースが入っているのも確かだ。この辛さにまだ物足りない私は、スプーン一杯、二杯、と、これまた、韓国や、インドとは違った風味をもつアフリカのトウガラシを足してみた。友人はというと、ティラピアという魚をシンプルに焼いたものに挑戦。淡水魚のせいか、鯉に似た、ちょっと匂いがあるらしく、苦労していた。それなら、poisson yasa(12
)というライムでマリネしてから焼いた一品をとることをおすすめしたい。
 この日は、アフリカにものすごく詳しそうな粋な雰囲気の人が、自分の60歳の誕生日のお祝いに10人以上の友人を招いていた。同じくらいの歳であろう友人たちに、料理をこと細かく説明。アフリカに駐在していたのかな? もしくはアフリカの民俗学をやっている人なのかな? たまたま居合わせただけだが、彼の人柄がみえて、料理の美味しさと共に、幸せな気分。
 食事の後は、舌が覚えた味を探しながら、一駅先のChâteau Rougeまで、アフリカ食材店を物色しながら帰ってみるのもいいだろう。(麻)

58 rue des Poissonniers 18e 01.4258.5617
M。Marcadet-Poissoniers 無休