改装には苦労したけれど、結果には満足。 地下鉄Republique駅。54m2 。天井3.5m

 5年前、まだこの地区の物件がそれほど高くなかったころにアパートを購入したマニュ(32)とアレクサンドラ(32)。改装にあたって、いくつかの業者に見積もりを出してもらった。まず家の状態を見に来てもらい、見積書が送られてくるのを待つ。これだけでも手間と時間がかかった。選考の結果、改装を請け負うことになった業者は、工事期間を「3週間」と言っておきながら、夏休み中は丸1カ月工事を休んだり、作業が荒かったり。ふたりでやり直したりしていたら、結局入居まで3カ月かかってしまった。
 しかし「その甲斐あり」とふたりが満足する、その家へ。
【居間】
 玄関を入るとまず、キッチンを兼ねた居間の広いスペース。ここにあるソファーが、家族団らん、食事、コンピュータいじりなどをするマニュとアレクサンドラ夫婦にとっての家のヘソ。
【ふたりの寝室】
 居間の片隅の梯子のような階段を昇ると4平米の寝室がある。屋根裏部屋があったのを、この部分だけを残して、ほかの部分は取り壊した。その結果、寝室以外は天井が3.5メートルの高さになった。
【子ども部屋】
 5歳の長女マノンちゃんの自慢が、昨年買ってもらったデンマークの子ども家具ブランドFLEXAの2段ベッド。高さが154センチと、親の目の高さなのも安心だ。カラフルな布製の収納ポケットもある。大きな葉っぱの “天蓋”(IKEAで購入) をつけてもらってから「コワイ夢をみない」そう。クレマンチーヌ、アンディ、ヴァネッサ、ウサギ親子、と名付けられたぬいぐるみたちに囲まれて眠る。2歳3カ月のイスマエル君が下段に。(美)


限られたスペースに収納するためのアイデアがいっぱい。


この階段をのぼると二人の寝室。



l’autre cafe
 彼らのアパートの管理人の女性は80歳、昔からここに住み、子供をここで育て、巣立たせたそうだ。新しい住人と、昔からの住人が混在するのは居心地の良さの理由のひとつだ。ほかにも「様々な国籍、世代、貧しい人・裕福な人などが、混ざっているのが魅力」とアレクサンドラさん。そんな地域の良さがそのまま反映されているのが、時にアレクサンドラさん一家がブランチをとる。”l’autre cafe”。「2階にはソファーがあってゆったりしていて、子供連れでも大丈夫」。ほっとする吹き抜けのある店内。その日のおすすめディッシュやサラダ類が12ユーロ前後、ジュースの種類も多くて子供連れも行きやすい。ブランチは18ユーロ、”お子様用ディッシュassiette enfant” は、メニューは大人と同じだが量を少なくしてくれて6ユーロと親切なサービス。
 エスパス・ジャポンからも近くなので、食後は読書でもしに、どうぞお立ち寄りください。(美)

*62 rue Jean-Pierre Timbaud 11e
01 4021 0307 月~金/08h-01h30
土・日・祭日/11h30-01h30