昨秋渡仏し、パリの冬に

 昨秋渡仏し、パリの冬にすっかりやられてしまいました。つまり、あの暗い、どんよりとして寒くて灰色の冬に、気持ちはどどーんと落ち込み、半ばウツのような状態に陥ってしまいました。
 春の到来とともにようやく立ち直ったものの、また冬が来るのか、そしてあのくらーい、どどーんの季節にやられてしまうのではないかと思うと、早くも落ち込んでしまいそうです。
 皆さん、パリの冬をどうやって楽しんでいますか。今年はなんとか落ち込まずに冬を切り抜けたいのですが、お知恵を貸して下さい。(のんぱっ)

冬、いやですね。でも、寒い中、雨がしとしとと降っていたり、体の芯から冷え込むような日、たまに雪が積もったりで、すべるのをおそれて注意しながら歩いたり、みんな、頑張っていたりする。そんな時、まるで街中の人々との連帯感が生まれるような気がしたことが、何回となくありました。
 また、冬に春や夏のことを懐かしく思い出すのもけっこう好きです。初めてパリに来て冬を過ごした時は、私も泣きたい気分だったですけれど、気持ち次第で冬も楽しめるようになるものです。(oiselet)

 夏には夏のヨロコビがあるように、冬には冬のシアワセがあると思います。私の場合、日本では冬が大好きで、パリの冬ってどんなのだろうと楽しみにすらしていたのです。
 去年の冬はもうただ、灰色に染まった町並みと、エッフェル塔の向こうの方から一日何度もわいてくる雨雲(我が家の窓からよく見えるんです、これが)にすっかり心がとらわれてしまいました。でも今年はもう少し冬のシアワセを探してみようと思います。
 ということで、まずはシアワセになれるようなあったかいセーターを買いに行こう。そう考えつくまでは「ああ、冬が来る、また落ち込んでしまう」と思うだけでうんざりしていたんですが、みなさんのいろんなお話を伺えてそうとう元気が出てきました。(のんぱっ)

※9月15日~18日オヴニーHP掲示板から転載。