三つ星で通用するサービスを勉強中。

シェフ・ソムリエのステファンさんと。 「こちらには若くても尊敬できるソムリエが多い」

最新のミシュラン2002年版によると、パリの三つ星レストランは9つ。その中でも、いかに素材のうまさを引き出すかを追及したアラン・パッサールの店「アルページュ」。そこで現在、研修を受けてている若い日本人ソムリエールがいる。
加藤奈都子さんは長崎県に生まれ育ち、他の場所に住んだことがない。そんな彼女とフランスとの出会いは1999年、日本の酒屋さんやメーカーさんとの研修旅行であった。ワインを作っているドメーヌを訪問するうち、直接作り手に会って話ができたことが大きなきっかけとなり、2000年5月、フランスでの留学生活を始めることとなった。
最初はフランス語との戦いだったという。しかし努力の結果、丸2年を迎えようという今、日常会話で困ることはもうない。ワインもフランス語で表現したいという気持ちから、フランスのソムリエ協会のテイスティング会にも積極的に参加し、ますます勉学の日々だそうだ。
長崎では、フレンチレストランで4年弱、ソムリエールとして働き、98年にはソムリエの資格を取得。フランスに来てからは、昨年夏に3カ月、一つ星の「グーマール」でやはり研修の経験がある。「アルページュ」は、現在2カ月目。「どうしてアルページュに?」という問いに「三つ星で通用するサービスを勉強したかったから…。それにベジタリアンの料理にどんなワインを合わせるのかも見てみたかった」という答え。狂牛病が騒がれた時、この「アルページュ」は肉料理をほとんどなくしたことで話題になった(ちなみに今でも肉はピジョノー〈仔鳩〉しかない)。確かにどんなワインをサービスするかは興味深いところだろう。「やっと慣れてきたときにやめるのはもったいなくて…。これからが勉強だと思うので」と、当初の予定3カ月を延長して研修に励むとのこと。
お話を聞いていると、とても充実した留学生活を送っているという感じが伝わってくる。「8月には帰国が迫っているので、それまでにはトゥール・ダルジャンでも勉強したいんです」との言葉には、ただただ敬服。帰国が決まっても、ちょっとフランスへの思いが断ち切れなさそう。もう一度ワーキングホリデーを取って、是非ともフランスで仕事がしたいと語る、加藤さんであった。(hiro)


 

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