テレビの中の人種差別主義。 N° 437 1999-05-15 フランスは移民の国ですが、テレビのアナウンサーやニュースキャスターの中には移民系フランス人があまり見当たりません。1998年7月12日、アラブ系、アフリカ系サッカープレーヤーがフランスにワールドカップを贈り、フランスは”Black, blanc, beur 黒・白・アラブ” の国になりました。素晴らしい団結力で、フランスは多民族的な国ということを示しました。 ところが、フランスのテレビは民族の多様性を反映していないのです。主な番組のジャーナリストやキャスターは、サッカーチームのプレーヤーの顔に比べると白い顔ばかり。テレビに人種差別があるのでしょうか。そうかもしれません…。 「キャスターとしての私の能力を認めない人はいませんでした。3年の経験を積んだので、国営の FRANCE3 にニュース司会者の職を志願しました。すると、あなたのプロフィールはふさわしくありませんという手紙を受け取りました」と FRANCE3 のジャーナリスト、ジネディヌ・ブダウドさんは語っています。彼はアルジェリア系フランス人です。 例外中の例外はFRANCE2のラシッド・アラブさんです。彼は毎日13時のニュース番組を担当しています。アラブさんはカビリア系フランス人です。ニュースキャスターの中では他の “外人” は見当たりません。黒人のジャーナリストもあまりいません。 “Black, blanc, beur” という多民族的なイメージは、政治的意味があっても実際には強制するのは難しい、というのが公式的な見解です。本当なら、フランスは人種差別の国です。このことを信じられるでしょうか。 (クロード) Share on : Recommandé:おすすめ記事 フランスにもいたオモシロ候補。 冬空や青い目玉で五七五! 「人間的な、あまりに人間的な」 ブリュッセルからシャンソンの新風が。 初の依頼人はドンキホーテ? 念願のウィンブルドンで優勝。