食べることに人一倍情熱を燃やしている友人が、もうすでに何度も通っているという気さくなフランス料理のレストランを薦めてくれた。
“Le 14 juillet il y a toujours des lampions”という恐ろしく長い名前のこのレストラン、月曜日なのに8時ごろにはすでに満員になってしまうほどの人気の店。雰囲気も和気藹々で、とても居心地が良い。
オーナーのステファンさん (右から2人目)と元気なスタッフ陣。 今日は食いしん坊な女性3人というメンバー。カウンターにドーンと生ハムの塊や肉の薫製が並んでいたので、盛り合わせ (55F) にしてもらって、コクのあるハウスワインの赤で楽しんだ。6種類の薫製は3人でやっと平らげられるほどのボリューム。パリパリの田舎風バゲットとビンごと出てくるコルニションもまた格別で、つい始めから暴走気味の3人。
メインはサフランソースの真鱈と鮭 (75F)と、バターソースの帆立貝(85F)の2皿をとって分けた。前者はサフランの風味が口の中にふわっと広がって、お皿がつるつるになるまでパンでソースを拭いたいくらい。後者も、添えられたパスタにしみた帆立風味のバターソースが香ばしい。
デザートはビターチョコレートがたっぷりかかったプロフィトロール(35F)。今回はお腹のスペースの関係で食べられなかったけれど、表面を焦がした砂糖がチリチリいって出てくるクレームキャラメルも見逃せないらしい。夜のアラカルトよりも、昼の65Fのメニューがお得。予約は忘れずに。(章)
Le 14 juillet il y a toujours des lampions
Adresse : 99 rue Didot, 75014 Paris , FranceTEL : 01.4044.9119