雨が降ると、透明ビニールの頭巾capuche (de) pluie をかぶった中高年の女性が目につきます。たいてい見た感じ45才+、若い女性が被っているのは見たことがありません。 オデオンの雑貨屋さんでは、ビニールのさやに入って二ケ一組14F50 、「なんでも10フラン」屋さんではケース無しで10フラン、やや高めですが水玉模様で赤と青あり。プリズュニックではやはりビニールケース入り一ケ5F50(アクセサリー売場のレジにて販売)。全てフリーサイズ、パンチパーマだと入らなそうですが、ボリュームあるパーマヘアーでもカバーできるくらいの大きさです。 写真のようにカピュッシュを被り、さらに傘をさす慎重なひともいます。「傘を開いたり閉じたりする時に頭が濡れないように」と言う彼女は、雨知らずのエジプト暮らしが長かったのだそうです。雨の多いパリに来てからは、レインコートのポケットには常にカピュッシュを入れてあるとか。 降り始めのシトシト雨のなかを傘無しでお買い物のマダム。白いテープのトリミングが施されたカピュッシュです。杖をついて買い物をする場合、傘はジャマなもの。これなら荷物があってもお財布の出し入れがラク。傘のない彼女の場合、ひさしがないと顔が濡れてしまうから前方に突き出させて被ります。そうすると冷たい風が頭巾内に入ってしまう。それを毛糸の帽子で防衛します。 プリズュニックに白い水玉のカピュッシュがあると聞いたけど、なかった。でも赤の水玉を入手した今では、雨降りの日も心が弾みます。当然、傘なしで人目に付くようにして歩くのです。 (美) |
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