9歳で失明、18歳で聴力を失った青年は、盲ろう者として世界初の大学教授に。
話題の日本映画を次々と上映中のキノタヨ映画祭も中盤を迎えた。12月16日が最終日で、今年は松本准平監督「桜色の風が咲く」がクロージング作品として映画祭をしめくくる。
この作品は、9歳で視力、18歳で聴力を失いながらも大学へ進学し、東京大学の教授になった福島智と、母親の令子さんの実話を映画化したもの。
福島智さんは、教員の父親と母親の間に3人兄弟の末っ子として生まれた。幼くして視力を失い東京の盲学校に進学、楽しく高校生活を過ごしていたが、18歳で聴力も失う。母の令子さんは盲ろう者となった息子と言葉を交わしたい一心で、ふとしたことから考案した新しいコミュニケーション方法を思いつく。息子のに自分の指を重ね、点字を打つことで言葉を伝える「指点字」。この考案が、多くの盲ろう者に希望を与えることになった。
母親の令子役に小雪。息子・智役に田中偉登。智の父親・正美役を吉沢悠が演じる。医師役リリー・フランキー、朝倉あきをはじめ、吉田美佳子、山崎竜太郎、札内幸太、井上肇らが出演。
12月16日(土)
19h- :松本准平監督「桜色の風が咲く」 上映
上映後:クロージング・セレモニー(授賞式)
会場:パリ日本文化会館(地図は記事の下)
*メトロ6番線はこの晩、21:30から終電まで全面運休です。ご注意ください。
★読者ご招待★
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締切は10日(日)23時59分。
当選者には、メールでご連絡させていただきます。
Maison de la culture du Japon à Paris
Adresse : 101 bis, quai Jacques Chirac, 75015 Paris , FranceTEL : +33 1 44 37 95 01
アクセス : Bir-Hakeim駅 (メトロ6番線) / RER C : Champ-de-Mars Tour Eiffel駅(メトロ6番線は12月14日〜12月18日、21:30から終電まで全面運休。ご注意ください。)
URL : https://www.mcjp.fr