第72回カンヌ映画祭だより④ 初!ミニ託児所と、今年のカンヌ特製バッグ

アルベール・ラモリス監督の『赤い風船』ポスター

カンヌ映画祭で今年初めて登場したもの、それはミニ託児場です。その名も「Ballon Rouge」。1956年の短編パルムドールを受賞した、アルベール・ラモリス監督の『赤い風船』にちなんでいます。国や自治体がブースを出すインターナショナル・ヴィレッジ(国際村)内にありました。託児場の利用者は映画のマーケット参加者が多いとか。カンヌにあるからといっても、さすがにスターの親子はやって来ません。彼らはお抱えのベビーシッターがいるので問題ないのですね。

(左)カンヌ映画祭に初登場したミニ託児場「Ballon Rouge」のスタッフ。(右)中には積み木や絵本、マットなどがありました。

  対象の子供は3歳から10歳まで。料金は50ユーロ。利用には前もってネット予約が必要です。木の玩具や絵本などがあり、その場で親が一緒に遊んでもいいし、数時間預けるのももちろん大丈夫。1日最大6時間預けられます。オープン時間は10hから18hまで。筆者が寄ったのは映画祭も後半戦近くの時期だったため、残念ながら子供には一人も会えませんでした。それでも映画祭最初の週末は予約がたくさん入ったそう。スタッフによると、スペインのサン・セバスチャン映画祭など他の映画祭関係者が見学に来たので、これから世界的に広がる可能性もあるとか。映画祭も見えないところで、どんどん進化しているようです。

 さて、託児場がカンヌのお初なら、お次は毎年恒例のネタ。それはジャーナリストや映画のバイヤーに配られる特製バッグです。毎年デザインが変わるので、どんなバッグが貰えるのか、映画祭参加者の楽しみのひとつであります。はっきり言って、年によって当たり外れがあります。今年はこのようなデザインでした。使っている人に写真を撮らせてもらいました。

左がカンヌバッグ、右がベルリンバッグです。

今年のバッグは気に入りましたか?「実際に使うととても使いやすいです。でもデザインは正直イマイチかも。他の年の方が良かったですね」。筆者も同感です。一緒にいたお仲間の方は、カンヌに来ているというのに、わざわざ金熊ちゃんが付いたグレーのベルリン映画祭バッグを使っていました。お、これは筆者も持ってますよ。三年くらい前のベルリン映画祭のものですね。

「ベルリン映画祭は最高です!私はベルリンのバッグの方がお洒落で好きです」とのこと。しかし、映画祭に行くとけっこう見かけます、わざわざライバルの映画祭のバッグを使っている人。よっぽど気に入ってるのでしょうね。世界の映画祭は上映する映画だけでなく、ひそかにバッグのセンスでも競い合っているようです。(瑞)


 

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