モードの革命児・ディオールの感性を育んだ、ノルマンディーの家。

(左)絹クレープ地の「バミューダ・ナイトドレス」。オートクチュール1967年春夏コレクション。 (右)白ダチョウの羽根をあしらった、シルクジャージのロングナイトドレス。オートクチュール1968年秋冬コレクションから。2点ともマルク・ボアンのデザインで、Collection Palais princier de Monaco. © Laziz Hamani

ここで今年の企画展『ディオールをまとったグレース公妃』展が開催されている(美術館は春から秋にかけての企画展の間のみ開館。本展は11月17日まで)。

ハリウッド女優グレース・ケリーは1956年、モナコ公国レニエ3世と結婚してモナコ公妃となったが、ファーストレディーにふさわしい装いとしてディオールを多く着用した。クリスチャン・ディオールは公妃が結婚した56年に亡くなりグレース公妃とは会ったことはないが、本展ではメゾン3代目のデザイナーで、公妃も親しくしたマルク・ボアンがデザインした服に焦点をあてている。

1954年、映画『裏窓』のプレミア上映でディオール「カラカス」のドレスを着用。ヒッチコック監督(左)とジェームス・スチュワートと。La robe Caracas, collection Christian Dior-New York printemps-été 1954 © The Kobal Collection/Aurimages

チャリティーイベント、王室主催の芸術イベント、旅行など、性質の違う公務それぞれに、公妃はふさわしい装いを選んだという。清楚な洗練された魅力に加え、元ハリウッド女優ならではのスペクタクル的な効果も心得た選択のセンスこそ、グレース公妃のスタイルが今日もなお、手本とされる所以(ゆえん)かもしれない。

モナコ宮殿に収蔵されている90点の公妃のワードローブの展示とあって、オープニングには息子のアルベール大公も訪れた。グレース公妃は、存命なら今年で90歳だそうだ。(美)

 

◎Information

【パリからの交通】
パリMontparnasse3-Vaugirard駅からGranvilleまで直通電車あり (終点)3h。
駅から徒歩で20分ほど。
www.oui.sncf/billet-train/horaires

【開館時間】
9月30日までは10h-18h30 (その他、詳細はサイトを確認のこと)。
入館料:9€/ 学生5€ / 12歳未満無料。
庭は年中見学可能(季節によって開園時間が異なる)

 

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Musée Christian Dior Granville

Adresse : 1 rue d'Estouteville, 50400 Granville
TEL : 02.3361.4821
URL : www.musee-dior-granville.com

 

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