フランス革命を闘った女性たち ”Amazones de la Révolution”展

 フランス革命に参加した女性たちを主人公にした展覧会。市が所蔵する革命の資料を基にした、ヴェルサイユ市立美術館ならではの企画だ。ジャコバン派の革命家マラーの暗殺者として有名なシャルロット・コルデー、革命において女性の権利 […]

『淵に立つ』(仏題 HARMONIUM) 深田晃司監督インタビュー

孤独は関係性の先にある。  町工場を営む夫婦の利雄(古館寛治)と章江(筒井真理子)、小学生の娘が暮らす平凡な一家。そこに利雄の知り合いで、刑期を終え出所したばかりのワケあり男・八坂(浅野忠信)が、彼らの生活に入り込む。闖 […]

CD : Lorenzo Gatto / Julien Libeer

 ベルギー生まれの若手、ヴァイオリニストのロレンツォ・ガットとピアニストのジュリアン・リベールによるベートーヴェンのヴァイオリンソナタ集(2番、4番、9番)。 9番の『クロイツェル』を聴いてみよう。有名な第1楽章は遅めの […]

第11回KINOTAYO現代日本映画祭

邦画の豊かさをアピールする最良の布陣  2006年以来、フランスで現代日本映画の豊かさを伝え続けるKINOTAYO映画祭。「KINOTAYO」という謎の響きは、日本語の「金の太陽」をフランス人も読めるようにした言葉だ。本 […]

仲野麻紀著『旅する音楽』を読もう

 仲野麻紀は長年われらがオヴニーの重要な執筆者であり、言わば私たちの同僚・仲間である。今回の記事はフランスのメディアで言うところの「コピナージュ」であり、仲間うちのことを馴れ合いで褒めているという誹(そし)りを受けるかも […]

『 Paterson』たゆたう時間のなかのポエジー。

朝陽の差し込むベッドで抱き合って寝ている男と女。目覚まし時計で時間を確かめ起き上がる男。その彼の朝のしきたりを追う。そこに男の声がオフで被って、いま擦ったマッチが世界最高のマッチであるという話が入る。男の名前はパターソン […]

土井敏邦監督ドキュメンタリー上映会

1985年からパレスチナを取材し、ドキュメンタリーを制作しつつ、日本や福島原発事故以来の飯館村の状況、とりわけ家族やその離散に焦点を当て、じっくり時間をかけて取材して来た、土井監督の3作品がパリで特別に上映されます。 & […]

Jupiter-Okwess “Troposphère 13”

 今年はコンゴ・ルンバ(リンガラ音楽)の立役者、パパ・ウエンバが亡くなったけれど、首都キンシャサのポップミュージックは衰えを知らない。その熱い核は、今年50歳のカリスマミュージシャン、ジュピター・ボンコジとオクウェス・イ […]

メリエスから3Dまで、機械としての映画。

De Méliès à la 3D :  La Machine Cinéma 映画は 「芸術」、だけではない。「メリエスから3Dまで」展は、映画が「科学技術」の申し子であることも教えてくれる。1936年創設のシネマテーク […]

鑑賞者の想像を超えてくる『 L’Ornithologue 鳥類学者』

ピュアな驚きに満ちた傑作。「予備知識ゼロ」で出会ってほしいが、全くイメージが沸かない作品は鑑賞の選択肢にも入らないと思うので、やはりここで紹介したい。 渓谷を走る深緑の大河。フェルナンド(ポール・アミー)は、黒いコウノト […]

Soulèvements

今年は、弾圧や差別に対する人々の抵抗をテーマにした展覧会が多かった。これはそのジャンルの、今年最後にして最大の展覧会だ。美しさとインパクトの強さの両方を併せ持つ作品が、素描、油彩、映画、写真から選ばれた。 パリ・コミュー […]

ゾフィー・リデ、社会学的目録写真。

 現在、トゥール市のトゥール城では、ポーランド人の写真家、ゾフィー・リデ展“Zofia Rydet, Répertoire, 1978-1990 ”展が開催されている。 2015年にワルシャワ現代美術館にて、映像財団、ゾ […]