11月1日深夜、パリ20区にある風刺週刊紙「シャルリー・エブド」の事務所が放火され、全焼した。死者・負傷者は出なかった。同紙は2日発売号の表紙に「死ぬほど笑わなければ、むち打ち100回の刑」と言っているムハマンドのイラストを掲載した。その予告が10月31日にインターネットで広まり、イスラム原理主義者の反感を買ったものと疑われている。同紙のウェブサイトも2日にサイバー攻撃され、トップページに「表現の自由の口実のもとにムハマンドを侮辱している」という英語とトルコ語のメッセージが現れた。これはトルコのハッカー集団が犯行声明を仏週刊誌に表明。パリ・モスクのブバケル院長は、放火という暴力に訴えるやり方を厳しく非難した。