ビザも取れ無事フランスに来れたのはいいけれど、言葉や生活に慣れるまではスーパーで買い物するのも一苦労なんてことも。フランスのスーパーには乳製品やハム、お酒などの種類が日本よりも豊富で、行く度に新しい発見があるはず。しかし日本のとは買い方が異なる部分があるので、知らないで行ってしまうと戸惑ってしまうかもしれない。そこで今回はスーパーでの買い物の仕方を勉強しよう!
店内に入って気づく大きな違いといえば、フランスのスーパーでは自分の持ってきたバッグに会計前の商品を入れて買い物できること!日本では良しとされていない行為なので気が引けるかもしれないが、他のお客さんを観察してみると自前のバッグに入れる人、スーパーのものを使う人と人それぞれ。
★商品を選ぶ
野菜やフルーツは量り売りとなっており、キロ値(prix au kilo)あるいは1個分(pièce)の値段で書かれている。売り場の近くに袋があるので買いたい分を詰めて秤で重さを調べる。タッチパネル式のモニターを押すと野菜やフルーツの写真が表示される。該当のものを選択すると値段が書かれたバーコードシールが出てくるのでそれを袋に貼って会計時にレジでスキャン。売り場に秤が見当たらないこともあるが、その場合はレジで係の人が量ったりセルフレジではコーナー内に秤が置いてあったりする。
お肉はステーキ用に分厚い状態で売られていることが多く、パック詰めされた肉で薄くスライスされているのはほとんど見かけない。牛、豚、鶏などの一般的なお肉の他に羊や仔牛、鴨、ウサギの肉なども売られている。魚は大きな鮮魚コーナーがなければ種類が少ない印象だ。
牛乳やミネラルウォーターは6本ずつパッケージされて陳列されており、6本分の値段と1本あたりの値段が表示されている。数本だけ欲しい場合は袋を破いて取り出して大丈夫。 ちなみに牛乳は主に常温で売られているタイプと、日本のスーパーのように冷蔵で販売されているタイプがある。
醤油や米なども手に入るが、日本で売られているブランドの商品を買いたければ、日本食材店やアジア系のスーパーマーケットに行こう。
★お会計
会計係がいるレジとセルフレジの2種類があるケースが多い。有人レジでは会計前にカゴから商品を取り出しレールにのせる。他のお客さんの商品と混ざらないようにするために、自分の商品の前後にストッパーを置く。日本であれば会計後に買った商品を袋詰めをできる作業台があるが、フランスではレジで商品を入れていく。スキャンされた商品がレールの終わりに溜まっていく仕組み。買い物袋は有料でレジの近くにあるので、買い物バッグを持っていかない場合はお会計の際に自分で取る。レジの人に挨拶するのを忘れないように!
セルフレジはフランス語の他に英語での操作もできる。お店によっては現金(Espèce)が使えるレジとカード決済(Carte Bancaire/ Carte Bleue)しかできないレジの2タイプが設置されていることがある。係の人が誘導してくれることもあるがわからない時は訊いてみよう。またエラーがしばしば出るが、そうなると操作ができなくなるので、スタッフを呼んで対応してもらう。スキャンが終わったら「お支払い(payer/paiement)」のボタンを押し支払方法を選択。多くのセルフレジの出口にゲートが設けられており、レシートに記載されているバーコードをかざして外に出る。 レシートの受け取り方を印刷(ticket imprimé/imprimer)かE-mailかを選べるお店もあるが、印刷の方が簡単。(波)