Le Sot l’y Laisse|料理とクラシック。 2019-10-26 日本人シェフ 0インタビューパリ11区 土井原英治さん(46歳) 土井原さんのお店に初めて伺った時、ベートーヴェンの話を熱を込めてしてくれたのが印象的で、もっと話が聞きたくなった。クラシック音楽は、中学生時代にFM雑誌を買ってラジオで熱心に聴き始めたという。 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:Y子さん 2019-10-12 シルバーラウンジ 0連載コラム Y子さんは名古屋に生まれ、現在68歳。彼女の祖母は20世紀始め16歳の時、船でハワイとアメリカ本土に行き、カリフォルニアで邦人男性と結婚したが4年後に離婚して帰国したという。父親は町工場を経営。Y子さんは名古屋の大学の仏文科を出て、72年ミュンヘン五輪では通訳。77年シュトゥット [...]
Restaurant Kigawa|記憶に残る、クラシックなフランス料理にこだわる。 2019-09-19 日本人シェフ 0インタビューパリ14区 紀川倫広さん(45歳)、紀川順子さん(46歳) 14区の住宅街にたたずむ、明るく上品な雰囲気のレストランKIGAWA。シェフ紀川さんのこだわりは、「クラシックなフランス料理」だ。大阪のホテルなどで働いた後、25歳で渡仏。南仏やリヨンなどの有名レストランで修行を重ねた。そんな中、食 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:とし子さん 2019-09-02 シルバーラウンジ 0連載コラム 東京生れのとし子さんは75歳。日系メーカーの仏支社に兄が勤めていたので、1969年に来仏。高度成長期に、駐在員や芸術家、料理店経営者、免税店で働く日系人が急増する中で、日本人会はパリ在住者の横のつながりを密にしていった。同会内の高齢会員のためにできたのがマロニエの会。故上野初代会 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:みゆきさん 2019-08-15 シルバーラウンジ 0連載コラム みゆきさんは1940年、北海道の小樽で生まれた 、4人兄弟姉妹の長女。警官だった父は出征しないで済んだ。終戦後、父の転勤に伴い北海道内各地で少女時代を送った。高卒後、東京の電気・放送専門学校の雑誌部で電器屋の息子と出会う。彼の「郷里に帰らんか」のラブレターに動かされて結婚し2児を [...]
Nanan|お菓子も自分も、変わり続ける。 2019-07-22 日本人シェフ 0インタビュー 作家由希子さん(36歳) 子どもの頃からお菓子作りが趣味だった作家さん。短大卒業後、フランスで菓子職人になる道を選んだ。フェランディ校で学び、当時クリストフ・ミシャラクがパティスリーのシェフを務めていたプラザ・アテネでスタージュをした。「菓子作りから掃除に至るまで、一流の仕事を見 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:としこさん 2019-07-11 シルバーラウンジ 0連載コラム とし子さんは、1943年東京生まれ。4歳の時、戦災を恐れた母親と伊東に疎開、父は戦死。戦後、東京に戻る。料理が好きだった母は、親戚が営んでいたレストランを手伝いながら、娘2人を育てつつ祖父の面倒をみた。母は妻を亡くした男性と同居、とし子さんは私立校に入る前にその義父の籍に入籍。銀 [...]
みんなが喜ぶ料理と環境を作り出す仕事。和田茂行さん 2019-06-22 日本人シェフフランスで暮らす 0日曜営業 和田茂行さん(43歳) 高知県生まれ、東京の大学で電気工学を勉強した後自動車関係のメーカーに勤めていたが、サラリーマン生活に違和感があり数年で退職した。次なるステップに選んだのは、パリで料理人になること。「海外に住んでみたかったのと、学生時代の居酒屋バイトで経験した料理をもっとや [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:『やどかりの人生』T子さん 2019-06-10 シルバーラウンジ 0連載コラム T子さんは88歳。1973年に来仏して以来、日系金融機関に勤め、63歳で定年を迎えた。それからは、読書三昧の独身生活を愛猫とともに送った。 85歳の時、脳梗塞を患い、数日入院生活を送っていたところ、日本に帰る予定もその気持ちもないT子さんのパリでの余生を考え、以前彼女の親代りにな [...]
Will /クラシックなフランス料理を、 しなやかな解釈と表現で。 2019-05-21 日本人シェフ 0 大草真さん(41歳) 大草綾子さん(38歳) 「10歳のときには、料理人になると心に決めていました」。平日忙しく働く母親のために、休日くらいは楽をしてほしい、と朝食を作り始めたのが料理に目覚めたきっかけ。大学生の頃、山梨県甲府市の老舗フランス料理店でアルバイトを始め、そのまま料 [...]