小舟でゆっくりめぐる|アミアンの湿地菜園フェスティバル。 2021-08-14 イベントパリから行ける街 0散策 Festival des Hortillonnages d’Amiens パリからアミアンまでは電車で1時間20分。アミアン大聖堂で有名なこの街の一角には湿地帯がある。中世、ソンム川から水を引いて農業をするために作られた人工の湿地帯だ。湿地の土には植物の生育に必要な [...]
ディエップ博物館のサン=サーンス寄贈品 2021-08-07 パリから行ける街 0特集記事 Musée de Dieppe – Fonds Saint-Saëns 生後3ヵ月で父親をなくしたカミーユ・サン=サーンスは、母親と、やはり夫を亡くしたばかりの大叔母に育てられた。サン=サーンス自身は40歳で結婚、子どもふたりをもうけたが幼くして亡くなり、妻とは別居 [...]
ゴッホ遺作「木の根」場所断定の写真。 2021-07-29 アートパリから行ける街 0散策 昨年、画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(1853年3月30日 – 1890年7月29日)が自殺をはかる数時間前に描いた「木の根と幹」の場所が確定されたことが話題になった。ゴッホ・インスティチュートの研究者ヴァウター・ヴァン・デア・ベーンさんがロックダウン中に、「木の根 [...]
クロ・リュセ城 ダヴィンチの名画を大画面で 2021-07-27 展覧会パリから行ける街 0 レオナルド・ダ・ヴィンチは、フランソワ1世の招きを受けて、ロワール川流域にあるクロ・リュセ城で1516年から19年までを過ごし、そこで没した。15世紀建造の城はダ・ヴィンチの寝室、食堂、アトリエを再現した美術館になっている。発明した機械や兵器を模型と3Dで展示した部屋もある。 [...]
〈特集〉火山の国、オーヴェルニュ。 2021-07-15 パリから行ける街 0特集記事 フランスには、レユニオン島やマルティニークなどに有名な火山があるけれど、本土も負けてはいない。中央山塊(Massif central)の真ん中にはオーヴェルニュ地域圏火山自然公園があり、そこにはモン・ドール、モン・デュ・カンタルなどの旧火山群が集まっている。また、80もの火山が [...]
〈特集〉よみがえった老舗デパート。ラ・サマリテーヌ、16年ぶりに再オープン。 2021-07-02 パリから行ける街 0日曜営業特集記事 ガラスの天井から降り注ぐ光のなかにアール・ヌーヴォーの華麗な階段が姿を現した。淡いグレーの手すりには金色のマロニエの葉があしらわれている。パリの老舗デパート「ラ・サマリテーヌ」が16年の眠りから目を覚まし、営業を再開した。 正直、閉店前のラ・サマリテーヌは、他と比べて「イケてな [...]
〈特集〉新しくなったカルナヴァレ博物館へ。 2021-06-23 パリから行ける街 0特集記事 コロナ関連の規制緩和で、映画、コンサート、展覧会、スポーツイベント……と、堰(せき)を切ったように様々な活動が再開された。あれもこれも見たい。飲食店が閉まっていた頃、あんなに焦がれたテラスでの食事やアペリティフも忙しくてままならない。 そんな再オープンラッシュのなかお勧めしたい [...]
コンコルド広場に、元王室宝物館の壮麗な史跡がオープン。 2021-06-15 パリから行ける街 0 Hôtel de la Marine 「オテル・ド・ラ・マリーヌ」が、6月12日にオープンした。建造された18世紀当初は王室家具保管所(Garde-Meuble de la Couronne) が入っていた建物で、1789年になると海軍参謀本部が置かれ、2015年まで海洋省が使 [...]
150年の時空を超えて〈下〉「さくらんぼの実る頃」 2021-05-22 パリから行ける街 0 〜 ナポレオン3世の失脚から、パリ・コミューヌまで 〜 世界初の労働者政権「パリ・コミューヌ」樹立から今年は150周年。第二帝政の終焉からコミューヌ内戦まで、パリの街を歩きながらたどる連載。 産声(うぶごえ)をあげた、そもそもその日からコミューヌに危うさはつきまとっていた。 [...]
ノール=パ・ド・カレー地方|よみがえる産業遺産。 2021-05-14 パリから行ける街 0特集記事 パリから北に向かう電車に乗って1時間ほどすると、そこかしこに黒っぽい山が見えてくる。炭鉱から出た土や石を積んだ 「ボタ山 (terril テリ)」だ。不毛なものとばかり思っていたが、そうでもないらしい。炭鉱閉鎖後しばらくすると、コケが生え、虫やカエル、ウサギなどが生息するように [...]