ペリグー、歴史と美食の休日。〈その1:歴史散策編〉 2024-08-01 フランス料理パリから行ける街 0特集記事 ペリグーにいると、自分は今どの時代にいるのだろうか、と不思議な気分になる。ドルドーニュ県(旧ペリゴール地方)の県都であるこの街には、古代から中世にかけての遺跡・建造物がそのままの姿を残す。旧市街には、ユネスコ世界遺産のサン・フロン大聖堂を中心とする中世の街並みが続き、西側には紀 [...]
【特集】バカラへ。 2024-05-31 パリから行ける街 0特集記事 樹木を伐採し筏(いかだ)に積み、40km離れたロジエール・オ・サリーヌの製塩所までムルト川を運ぶ。これが昔のバカラの主要な経済活動だったという。塩分を含んだ地下水を煮詰めて塩を析出する製塩所は、大量の薪を必要としたからだ。その製塩所が閉鎖され木が売れなくなった時、メッス司教モン [...]
【特集 】フランスの映画館〈その2〉世界最古の現役映画館「エデン座」へ。 2024-05-08 パリから行ける街 0 南仏ラ・シオタ映画散歩 Remerciements : Le Comité Régional de Tourisme Provence‑Alpes‑Côte d’Azur 南仏の港町ラ・シオタには世界最古の現役の映画館エデン・テアトルがある。グレープフルーツ色の外観 [...]
アングレームへ小旅行。BDだけじゃない、見どころがいっぱいの町へ。〈2/2〉 2024-04-28 パリから行ける街 0 アングレームへ。 パリから南西方向へ450キロ。週末で楽しめるシャラント県アングレーム市は、1974年にスタートした国際バンド・デシネ(以下BDと表記=仏語圏の漫画)フェスティバルで広く知られる。連載1回目のサン・ピエール大聖堂と紙の博物館に続き、今回はバンド・デシネのフェステ [...]
アングレームへ小旅行。BDだけじゃない、見どころがいっぱいの町へ。〈1/2〉 2024-04-25 パリから行ける街 0 アングレームへ。 パリから南西方向へ450キロ。週末旅行で楽しめるシャラント県のアングレームは、1974年からスタートした世界に誇る国際バンド・デシネ(仏語圏の漫画)フェスティバルで広く知られる。毎年1月末に開催され、期間中は人口4万2千人の小都市に、6千人のプロと20万人の漫 [...]
日本人画家を魅了した美しい村に、秋田犬が大集合! 2024-04-11 パリから行ける街 0 4月1週目の週末、パリから車で1時間ほど南下したところにあるGrez-sur-Loing(グレ・シュル・ロワン)にて、秋田犬保存会フランスクラブ主催の秋田犬展覧会が開催されました。フォンテーヌブローの森にほど近いグレ・シュル・ロワンは、かつては黒田清輝をはじめ、印象派に影響を受 [...]
【特集】パリの隣町、サントゥアンが元気です。 2024-03-22 パリで遊ぶパリから行ける街 0特集記事 パリ北部に隣接するサントゥアンの町。新しいメトロの駅Mairie de Saint -Ouenが完成し、RERのC線とメトロ13番線に加え、14番線が伸びて便利になった。久しぶりに行ってみると町は大変身のまっただ中。新しい駅前の交差点も市庁舎前の広場も工事中、古い建物を解体する [...]
ウンターリンデン美術館 創立170周年記念展覧会 2024-02-25 展覧会パリで遊ぶパリから行ける街 0 170年はあなたと祝う! 170 ans Ça se fête avec vous ! アルザス地方のコルマールにあるウンターリンデン美術館*は、長い歴史を誇っている。フランス革命中に破壊を恐れて避難させていた美術品を、13世紀建造のドミニコ派修道院の礼拝堂に保管し、革命中閉 [...]
ダンケルクからバスで小さな村のカーニバルへ〜「バンド」と「ニシン投げ」。 2024-02-10 パリから行ける街 0特集記事 ※ ダンケルクのカーニバル特別ボキャブラリーコーナーは文末に。 ダンケルク駅前のバスターミナルに極彩色の衣装の人々が数十人。南13kmにある人口2千人のアンブ=カペル(Armbouts-Cappel)の村の祭に行く人たちだ。仮装は寒くないかと聞くと、「カーニルバルをする人は寒 [...]
【特集】冬が熱い、ダンケルク。 2024-02-01 イベント情報パリで遊ぶパリから行ける街 0特集記事 フランス北端の都市ダンケルクは冬のカーニバルで有名だ。1月から3月までダンケルクとその周辺の町で次々と祭が開かれる。かつてアイスランドまで6ヵ月間のタラ漁に出る漁師たちが陸を離れる前に宴をしたのが起源だというが、荒海での漁は死と隣り合わせだったというから、最後になるかもしれない [...]