節度のきいた明るいピアノの音色:クリスティアン・ツァハリアス 2021-06-18 音楽 0パリ8区 シャンゼリゼ劇場で、今年で72歳、ピアノ界の巨匠グリゴリー・ソコロフ(16歳でチャイコフスキー国際コンクール優勝)のコンサート! あわてて予約を入れてみたけれど、すでに全席売り切れ。 でも23日には、ドイツ生まれの名ピアニスト、クリスティアン・ツァハリアス(ザカリアスの表記も) [...]
世界レベルの大スター、アヤ・ナカムラ。 2021-06-08 音楽 0 フランスだけでなく世界で今、フランス語で歌う歌手で一番人気があるのは、アヤ・ナカムラ。1995年マリの首都バマコ生まれで本名はアヤ・ダニオコ。少女時代に両親とパリ郊外に移住し、10代後半から自分の詞に曲をつけるようになる。2015年、YouTubeにアップした『Brisé』がビ [...]
ブルス・ド・コメルス美術館オープン。 2021-06-01 アート 0 パリの新名所 – ピノー財団コレクションを展示 文化施設がいっせいに再開したパリ。待望の「ブルス・ド・コメルス」もついにオープンした。19世紀の歴史的建造物である旧商品取引所を建築家、安藤忠雄氏が改修設計した新しい美術館。実業家フランソワ・ピノー氏が40年間にわたり [...]
Willem “Macron, L’Amour fou” 2021-04-19 本 0 日刊紙リベラシオンに40年間、社会や政治を風刺する漫画を描きつづけてきたヴィレムが3月31日、80歳を機に引退した。 ヴィレムはオランダ生まれ。1968年にフランスに居を定め、1970年からシャルリー・エブドに連載漫画を掲載するように。エルジェにも共通する明るい線で反権力、反宗 [...]
ウェイラー他界、彼の名盤を聴く。“Blackheart Man”ほか 2021-04-09 フランスを知る音楽芸術 0 1963年、ジャマイカ、キングストンの下町トレンチタウンで音楽仲間だったボブ・マーリー、バニー・ウェイラー、ピーター・トッシュが集まってウェイラーズが誕生。1972年には英国のアイランド・レコードと契約し、“Catch a fire”、“Burnin’”という傑作でメジャーデビ [...]
Angèle “Brol” 2021-03-20 音楽 0 Angèle “Brol” 2019年カンヌ映画祭の開会式で、アンジェルは「je suis une maison vide sans toi♪~(あなたのいない私は空き家のよう…)」と歌いだす*。アニエス・ヴァルダの名作『5時から7時までのクレオ』の中で、主人公が歌うミシェル・ [...]
A.カントロフの傑作アルバムと、5月の演奏会情報。 2021-03-09 音楽 0 Alexandre Kantorow ピアニスト、アレクサンドル・カントロフは、2019年にチャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、フランス人としては初めて優勝した。その才能は早くから注目されていて、10代のときから、リストの協奏集、ラフマニノフなどロシア人作曲家の作 [...]
パリ初。大活字本の専門店がオープン。 2021-02-22 本 0 Librairie des Grands Caractères 世界の名作、伝記、フランス・外国文学、推理小説…。パンテオンがそびえ立つ丘の中腹にオープンした「リブレリー・デ・グラン・キャラクテール」には、弱視者向けの大活字(16~20ポイント)本が600冊揃う。書店を経営する [...]
“赤とんぼ”、フランスで飛び立つ。 2021-02-19 本 0 戦争の経験を小説にしたレイコ・クルック西岡さん 渡仏50年、レイコ・クルック西岡さんは特殊メーキャップの草分け的存在。腕一本で映像と舞台の世界を渡り歩き、2011年にフランス芸術文化勲章オフィシエを受章した。これまで仕事をともにした監督の名には瞠目(どうもく)させられる。ヴェ [...]
フランスのバンドネオン界の第一人者Louise Jallu “Piazzolla 2021” 2021-01-26 音楽 0 Louise Jallu “Piazzolla 2021” タンゴといえばバンドネオン、バンドネオンといえば、アストル・ピアソラ、ピアソラといえば『リベルタンゴ』と言う人が多い。けれどぼくは、やっぱり本場アルゼンチンの、踊る人たちのステップが見えてくるような、切れ味よく歌う [...]