パトリシア・カースの新作『KAAS chante PIAF』 2013-02-04 シャンソン 0 今年はエディット・ピアフ没後50周年。昨年末にでたパトリシア・カースの新作『KAAS chante PIAF』は、英国のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、久々に話題のアルバムに。 盲目の女の恋を歌ったムスタキの『あなたはきれいね、分かってるでしょう』ほか、『あの太陽 [...]
林瑞絵『パリの子育て・親育て』 2013-02-02 本 0 子を育てながら親も育てられる、というテーマで続いたオヴニーの連載が一冊の本になった。妊娠、出産、たまたま通りかかったトラックの荷台に書かれていた「MILA」をそのままとってミラと命名。そのミラさんがもうすぐ10歳になるまでの、子と母親(林瑞絵)の付き合いが、さなざまなエピソードと [...]
コレクターの価値観が明確。 2013-02-01 アート 0 アメリカ人写真家で、ニューヨークで画廊を経営するハワード・グリーンバーグは、写真のコレクターでもある。彼の未公開の個人コレクションから本人が選んだ作品を展示したのがこの展覧会だ。 散逸したコレクションの再現は別として、コレクションの展覧会は一カ所からまとめて借りてくればよい [...]
避けては通れない漫画3作品 2013-01-21 本 0こども向け Ed. Tonkam 9.35 € 現在、フランスにおけるマンガの売り上げでは、尾田栄一郎の『ワンピース』、真島ヒロの『FAIRY TAIL』、岸本斉史の『NARUTO』などが上位を占めている。またフランスの芸術家の間でもファンが多い谷口ジローは、芸術文化勲章〈シ [...]
実力派の美人歌手 2012-12-03 シャンソン 0 ノルウェン・ルロワは、新人歌手登竜門で人気のTV番組〈スター・アカデミー〉の第2回コンテストで優勝してデビュー以来、フレンチポップス界に君臨してきた実力派の美人歌手。2012年12月にリリースした『Bretonne』が、昨年以来、フランスで大ヒットした。 このCDでは、彼女が [...]
スーティン、混沌の中の秩序。 2012-12-01 アート 0 小粒ながらおすすめしたいのが、オランジュリー美術館で開催中のスーティン展だ。あちこちで少しずつ見てきて、いまさらスーティンなんぞ、と思っていたが、このようにテーマ別にまとまって展示されたものを見ると、彼の天才性に改めて衝撃を受ける。 ハイム・スーティン (1893-1943) [...]
新人歌手ヤン・ドニがうたう20世紀のランボー 2012-11-02 シャンソン 0 昨年、アラン・ルプレストのアルバム『氷山が溶けてしまう時』が日本でも発売され、シャンソンファンの間で彼の人気が急速に高まる最中、20世紀のランボーと呼ばれた、この偉大な酔どれの歌手・詩人・作家は57歳の若さで自ら命を絶った。ガンに冒され、死の淵(ふち)をさまよいながらもシャンソ [...]
不思議な光の効果…。 2012-10-31 アート 0 エドワード・ホッパー(1882-1967)のフランス初の大回顧展だ。ほとんどの作品がアメリカの美術館からの貸し出しで、フランスでこれほど多くのホッパーが見られることはまずない。この秋、パリ美術界の最大の収穫である。どのようにしてホッパー独自の作風にたどりつき、「ホッパーになった [...]
ソープ&スキン(アンニャ・プラシュク) 2012-10-10 音楽 0 Soap&Skin ソープ&スキン(アンニャ・プラシュク)はまだ22歳。新CD『Narrow』は、3年前の処女作『Lovetune for Vacuum』で、ビヨーク以来の天才の誕生とうならせてくれた期待を、さらに確かなものにした。思春期から心深く押しやられてき [...]
ケベックを代表するロベール・シャルルボワ 2012-10-08 シャンソン 0 フランスでも評価の高い、ケベックを代表する自作自演歌手のロベール・シャルルボワ。久しぶりのパリ公演だが、いつものようにピアノの弾き語りで歌うエネルギッシュな舞台が期待できそうだ。70年代初頭に自作の『リンドバーグ』などで衝撃的なデビューを果たしてから今日に至るまで、英語圏、仏語 [...]