Corps rebelles 2016-10-04 アート 0 2年前にリヨンにできたコンフリュアンス美術館で、ダンスをテーマにした展覧会「反抗する体」が開催されている。2011年−12年にパリのポンピドゥ・センターで開かれた「人生を踊るDanser sa vie」展は、歴史的にダンスと造形美術がどう関わってきたかがテーマだったが、ここではよ [...]
フランス初、ガラス工芸美術館がオープン。 2016-10-04 アート 0 Musverre、フランス初のガラス工芸美術館。 10月1日、ベルギーに近い人口1500人の村にノール県立美術館「ミュズヴェール」がオープンした。伝統的にガラス産業があった土地で、地元のコレクターが集めた、日常で使えるガラス製品の所蔵品と、世界中の現代作家のアート作品を展示してい [...]
LIVRE:Marc Riboud 2016-09-25 アート 0 8月30日、写真家マルク・リブーが93歳で死去。1951年にカルティエ=ブレッソンに紹介されマグナム・フォトに参加、エッフェル塔のペンキ塗りの写真がライフ誌の表紙を飾るが、幾何学的な構図といいカルティエ=ブレッソンの影が濃い。1955年からトルコ、イランなどを経て中国、日本と旅し [...]
少年の日のワンダーランドと殺戮の地獄の間にある小さな国 2016-09-22 音楽 0 ガエル・ファイユの初小説『プティ・ペイ』を読む 今これを書いている時点で、ガボンの8月末の大統領選挙後の激しい暴動の報道が続いている。悲しいかな珍しいことではない。アフリカのある国々では,恒例事のように選挙の後クーデターや暴動が起こり、おびただしい死傷者が出る。これは土地柄ではな [...]
Le grand orchestre des animaux 2016-09-18 アート 0 生物の多様性をテーマにした展覧会が開かれている。バーニー・クラウスが録音した自然界の音をメインに、写真、絵画、ビデオ、音楽で構成した「動物たちの大交響楽」展だ。アメリカの電子音楽のパイオニアだったクラウスは、1968年から自然の中で野生動物の声を録音し続けている。地下の暗い部屋に [...]
Josef Sudek “ Le monde à ma fenêtre ” 2016-09-02 アート 0 「プラハの詩人」と呼ばれたチェコの写真家、ヨーゼフ・スデック(1896-1976)。開催中の彼の大回顧展を見ると、そう呼ばれたのが納得できる。 [...]
Festival de l’Orangerie de Sceaux 2016-08-05 音楽 0 8月13日から9月18日まで、パリ郊外にある緑の美しいソー公園のオランジュリーで、クラシックの室内楽フェスティバル。 8月13日 は、リヨン音楽院出身の若手からなるエルメス弦楽四重奏団。最近全曲録音したシューマンの弦楽四重奏曲から抒情的な1番を演奏。素晴らしい終楽章を持つハイドン [...]
Louis Stettner “ Ici Ailleurs ” 2016-08-03 アート 0 アメリカ人写真家で、現在はフランスに住んでいるルイス・ステットナー(1922-)が自作140点をポンピドゥ・センターに寄贈したのを記念し、地下の写真展示室で個展をやっている。作者の思いや人柄が伝わってくる、珍しい写真展だ。ひとつひとつの作品に作者の言葉を添えたことの効果が大きい。 [...]
D’une rive à l’autre 2016-07-22 音楽 0 伝説的なベース奏者、ケント・カーター、トランペッター沖至、サックス奏者シルヴァン・ゲリノー、ドラマー佐藤真のニューアルバム。「この4人は、フリージャズ独特のエネルギーに溺ぬよう気をつかい、想像力を分かち合いつつ、沈黙へと求心していく混じりけのない瞬間を重ねる。かつて録音されたこ [...]
マロヤよ、そのままで:アラン・ペテルス 2016-07-17 音楽 0 レユニオン島の詩人・音楽家のアラン・ペテルスは1995年の7月12日に43歳で亡くなっている。今年2月の当欄でクリスティーヌ・サレムを紹介した時に、レユニオン島の音楽マロヤが2009年にユネスコ世界文化遺産に登録されたと書いたが、マロヤ復興のパイオニアのひとりだったペテルスはそ [...]