L’esprit du Bauhaus バウハウスの精神 2017-02-03 アート 0 1919年にドイツのワイマールで創設され、1933年にナチスの台頭とともにベルリンで消滅したバウハウスは、建築、彫刻、絵画、舞台美術などを含む総合芸術の学校で、世界の芸術とデザインに計り知れない影響を与えた。バウハウスの名前や製品は有名だが、全体像を知る機会は少ない。この展覧会を [...]
James Blood Ulmer 2017-01-31 音楽 0 2月4日(土) オーネット・コールマンのグループでも活躍した前衛ギタリスト、ジェームズ・ブラッド・ウルマー。その過激にうねるギターのサウンドは、あくまでブルースで、ぼくらのハートを直撃。やはり強力ギターのヴァーノン・リードを含む7テット。20h。 20€/12€(学生、25歳未満 [...]
CD : Comme à la radio, Brigitte Fontaine 2017-01-26 音楽 0 音楽家、俳優、そして「Saravah」というレーベルの主宰者だったピエール・バルーが昨年末、82歳で亡くなった。ブリジット・フォンテーヌ、イジュラン、モラーヌ、アラン・ルプレストといったシャンソン界の新しい才能をサポートしつつ、新しいジャズの動きにも敏感だった。フォンテーヌの、ぼ [...]
2016年12月ポルナレフ緊急入院事件のまとめ 2017-01-22 音楽 0 単刀直入に言えば、ミッシェル・ポルナレフの最大の問題はメガロマニー(誇大妄想症)である。ほとんどの「スター」たちは並みにメガロであるが、ポルナレフは並外れている。常にピープル誌の一面に載っていないと気が済まないような。12月初めから始まったコンサート中止/緊急入院騒動は、おさま [...]
パリに香水大博物館、オープン。 2017-01-21 アート 0日曜営業 フランス文化・経済にとって重要な香水を知る小さな旅。 シックなフォブール・サントノーレ地区に、新しいパリの名所になりそうな「香水博物館」が誕生した。フランスと香水は、長期にわたって愛人のような関係を紡いで今日に至っている。パリは19世紀末から芳香のメッカであり続けてきた。製法技術 [...]
フランス革命を闘った女性たち ”Amazones de la Révolution”展 2017-01-16 アート 0 フランス革命に参加した女性たちを主人公にした展覧会。市が所蔵する革命の資料を基にした、ヴェルサイユ市立美術館ならではの企画だ。ジャコバン派の革命家マラーの暗殺者として有名なシャルロット・コルデー、革命において女性の権利を主張したフェミニストで作家のオランプ・ド・グ-ジュ、革命が血 [...]
CD : Lorenzo Gatto / Julien Libeer 2017-01-08 音楽 0 ベルギー生まれの若手、ヴァイオリニストのロレンツォ・ガットとピアニストのジュリアン・リベールによるベートーヴェンのヴァイオリンソナタ集(2番、4番、9番)。 9番の『クロイツェル』を聴いてみよう。有名な第1楽章は遅めのテンポ、緊張感にやや欠けるかもしれないが、その分、音楽がのび [...]
北朝鮮による拉致事件を小説化『エクリプス』 エリック・ファーユさん 2017-01-05 本 0インタビュー 「小説も、記事も、的確な言葉を使った表現が強いられる点では同じ」と言うエリック・ファーユさん。1991年から、一年に一冊のペースで著書を出版する現代フランス文学の旗手は、ロイター通信で速報を書く記者でもある。 10年前「未知の国だから、行ってみた」日本。そこで〈もっと知りたく、行 [...]
仲野麻紀著『旅する音楽』を読もう 2016-12-19 音楽 0 仲野麻紀は長年われらがオヴニーの重要な執筆者であり、言わば私たちの同僚・仲間である。今回の記事はフランスのメディアで言うところの「コピナージュ」であり、仲間うちのことを馴れ合いで褒めているという誹(そし)りを受けるかもしれないが、気にしない。音楽家(サクソフォン奏者)というメイ [...]
Jupiter-Okwess “Troposphère 13” 2016-12-07 音楽 0 今年はコンゴ・ルンバ(リンガラ音楽)の立役者、パパ・ウエンバが亡くなったけれど、首都キンシャサのポップミュージックは衰えを知らない。その熱い核は、今年50歳のカリスマミュージシャン、ジュピター・ボンコジとオクウェス・インターナショナルだ。失業に苦しむキンシャサっ子の気持ちを歌った [...]